鉄道(その他) PR

幅が広がりこんなに便利!連続乗車券を使った旅をしてみた

連続乗車券の旅サムネ
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

あまり知られていない「連続乗車券」。

そんな連続乗車券を使用したちょっとした旅に行ってきました。

今回は、僕が実際に連続乗車券を使用した旅の様子をまとめました。
連続乗車券のメリットも一緒に知っていただければ幸いです。

連続乗車券とは

連続乗車券については、こちらの記事で解説しています。

連続乗車券サムネ
知ってるとちょっと得する!?実践で知る連続乗車券とその活用法皆さんは「乗車券」と聞いてどんなものを思い浮かべますか? 一般的に、「片道乗車券」と「往復乗車券」はよく知られた乗車券でしょう。 ...

旅の概要

目的

鹿児島県内にあるマンホールカードをゲットしに行く。
それが、今回の目的です。

マンホールカード旅サムネ
【終わりのない旅】九州・沖縄中心のマンホールカード集めの旅(随時更新)あまり有名ではないものの、不思議な魅力がある「マンホールカード」。 この記事では、僕のマンホールカード集めを様子をまとめています。...

今回の場合、(ゲットする順に)枕崎駅、指宿駅、伊集院駅、川内駅、国分駅に寄ります。

あくまで連続乗車券の記事なので、マンホールカード関係の内容は記載していません。

行程

今回は、以下の行程を予定していました。

連続乗車券を使用した簡易経路図連続乗車券の解説記事の図の使い回しです()

結果から言うと、ほぼ狂いもなく終えることが出来たと思います。

1日目(10月17日)

鹿児島中央駅→枕崎駅(通常の乗車券)

まずは、鹿児島中央駅から枕崎駅まで片道乗車券を使って向かいます。

鹿児島中央・枕崎間の乗車券

10時2分発枕崎行きの列車に乗り、指宿枕崎線の終着駅・枕崎駅まで向かいました。

鹿児島中央駅在来線の発車標

詳細は、こちらの記事にまとめました。

指宿枕崎線サムネ
【JR九州】最南端のオンパレード!日本一揺れる(?)指宿枕崎線を全区間乗車してみた指宿枕崎いぶすきまくらざき線は、JR九州およびJRグループにおいて最も南を走る路線です。 この指宿枕崎線、ある意味癖の強い路線かもしれ...

12時58分ごろ、枕崎駅(鹿児島県枕崎市)に到着しました。

枕崎駅の駅名標

鹿児島中央駅を出発して約3時間、ようやくの到着です。

枕崎駅は無人駅なのですが、きっぷの回収がありませんでした。
元々きっぷは記念に持って帰ろうと考えていたのですが、念のために乗っていた列車の乗務員の方に確認した上で記念とすることにしました。

枕崎駅

ここ枕崎駅は、JRの南の始発・終着駅です。

枕崎駅構内の「南と北の始発・終着駅」の看板北の始発・終着駅は、日本最北端の駅である稚内駅です

この枕崎駅と稚内駅を青春18きっぷで5日間かけて移動ということをいつかはやってみた(本当は夏にしたかった)のですが、肥薩線が不通となっている今は厳しいかもしれませんね。
宗太郎越えがありますから・・・。

宗太郎越えグリーン車サムネ
【宗太郎越え】青春18きっぷ最難関区間をグリーン車自由席に乗って攻略しよう青春18きっぷ利用者にとって難関とされている場所は全国にいくつもあります。 その中で最難関とされているのが佐伯さいき駅と延岡のべおか駅...

【追記】

夜行列車ムーンライトながらの廃止が決まりましたね。

このことで更に難しくなりましたが、模索して挑戦したいものです。

駅周辺には、至るところに日本最南端の始発・終着駅であることを示すものが設置されています。

枕崎駅のホーム向かい側にある看板

ちなみに、下の写真のように「本土」最南端という表記を先ほどの西大山駅でもかつてなされていたようなのですが、沖縄県は本土ではないのかという意見が寄せられたために「JR」最南端という表記に変わったようです。

「本土最南端の始発・終着駅」の標札

この標札は、そのままのようですが・・・。

枕崎駅の駅舎は、このような感じになっています。

枕崎駅駅舎

この駅舎は2013年(平成25年)に建てられたもので、2013年度グッドデザイン賞を受賞しています。

ちなみに、駅の近くにある枕崎駅前観光案内所では、マンホールカードと「日本最南端の終着駅のある町 到着証明書」をゲットすることができます。

日本最南端の終着駅のある町到着証明書
枕崎駅到着証明書サムネ
【枕崎駅】記念購入のオススメ!JR最南端の始発・終着駅に来たなら到着証明書をゲットしよう最も〇〇な場所に一度は訪れてみたいと思うこと、ありませんか。 例えば、日本で最も高い山(富士山)、日本で最も広い湖(琵琶湖)、世界で最...

枕崎駅→鹿児島中央駅(連続乗車券1枚目・1日目)

枕崎駅→指宿駅

枕崎市での目的も終わり、鹿児島中央方面へ戻ります。

ここからは、連続乗車券の1枚目を使います。

枕崎・川内間の連続乗車券1枚目

先ほどまで乗っていた列車は指宿行きの普通列車となり、次はこの列車の終点まで乗ります。

枕崎駅に停車中のキハ47系気動車

ちなみに、枕崎駅に停車中に検札がありました。
この駅は無人駅できっぷを買うことが出来ないので、乗車券を持っていない方はここで乗務員の方から購入することになります。
ホーム側の扉は全て開けられているので、無人駅ではあるものの整理券は出てきません。

13時20分ごろ、枕崎駅を出発しました。

14時25分ごろ、再びJR日本最南端の駅・西大山駅に到着しました。

西大山駅の駅名標

鹿児島中央駅や指宿駅からの列車と異なり、枕崎駅からの列車は自動放送での「JR日本最南端の駅」の案内はありませんでしたし、停車時間は1分ほどでした。

14時45分ごろ、指宿駅(鹿児島県指宿市)に到着しました。

指宿駅の駅名標

ここまで乗ってきた列車は、この駅から枕崎方面のの山川駅(鹿児島県指宿市)に戻るようです。

山川行きとなった列車の方向幕

指宿駅(途中下車)

ここ、指宿駅で途中下車しました。
改札を出たときは、きっぷを確認されただけでした。

用事を済ませ、指宿駅に帰ってきました。

指宿駅駅舎途中パラパラと雨も降っていました

指宿駅に再入場しました。
再入場の際、指宿駅のスタンプを押されました。

指宿駅のスタンプが押された連続乗車券

指宿駅→鹿児島中央駅

列車がやってきました。
この列車に乗って、鹿児島中央駅に戻ります。

指宿駅に停車中のキハ47系気動車

おそらく、同じ列車でしょうね。
きちんと確認していないので、分かりませんが。

鹿児島中央行きの列車の方向幕

ここからも分かるように、枕崎駅まで向かう列車はかなり少ないのです。

15時53分ごろ、指宿駅を出発しました。

17時10分ごろ、鹿児島中央駅に到着しました。

鹿児島中央駅の駅名標

鹿児島中央駅(途中下車)

鹿児島中央駅で途中下車をして、この日の旅は終わりです。

指宿駅と鹿児島中央駅でスタンプを押された枕崎・川内間の連続乗車券1枚目自動改札機に通しても良かったのですが、せっかくなので駅名の書かれたスタンプを押していただきました

この日は、往復約6時間の乗車だったので、かなりヘトヘトになってしまいました。

列車に乗ってここまでヘトヘトになったのは、青春18きっぷでの旅行以来ですね。

5日間の青春18きっぷサムネ
【青春18きっぷ】大学生3人が5日間で九州・中国地方を1周してみた!(2019年春)青春18きっぷでの旅、一度はしてみたいと思ったことはないでしょうか。 この記事を見ている方は、青春18きっぷでの旅はどんな感じなのか気...

2日目(10月18日)

10月19日は、沖永良部島に行っていました。

マンホールカード知名町サムネ
離島初のマンホールカード!鹿児島県の離島・沖永良部島(知名町)のカードをゲットしました!鹿児島県のマンホールカード配布自治体の中に、知名ちな町ちょうがあります。 知名町のマンホールカードは、同じ鹿児島県の日置ひおき市のマン...

片道乗車券の「枕崎→川内」であれば有効期限はこの日までですから、連続乗車券の本領発揮といったところでしょうか。

3日目(10月19日)

鹿児島中央駅→川内駅(連続乗車券1枚目・3日目)

鹿児島中央駅→伊集院駅

鹿児島中央駅までの乗車の2日後の10月19日、再び鹿児島中央駅にやってきました。

先ほども触れたように、ただ単に「枕崎→川内」の乗車券を買っていた場合は、前日の10月18日に有効期限が切れて使うことができなくなっていました。
これが、今回連続乗車券にした一番の理由です。

最初に乗るのは、11時30分発の川内行きの普通列車です。

鹿児島中央駅在来線3・4番のりばの発車標

今回は鹿児島本線なので、電車です。

鹿児島中央駅に停車中の川内行き817系電車

11時30分ごろ、鹿児島中央駅を出発しました。

11時50分ごろ、伊集院駅(鹿児島県日置市)に到着しました。

伊集院駅の駅名標

伊集院駅(途中下車)

この駅で、この旅3度目の途中下車をしました。

伊集院駅のスタンプも押された連続乗車券値段の下に「伊集院」のスタンプが押されています

何気に1つの乗車券でこれほど途中下車するのは、青春18きっぷの旅以外では初めてですね。

ちなみに、この駅にはかつて「ナニコレ珍百景」に選ばれた駐車場がありました。
駅舎が橋上化された今では、残されていませんが。

さて、この駅を途中下車した理由はマンホールカードをゲットするためではありますが、次の駅は1時間後なので、それまでは近くのコンビニで買ってきた弁当を食べたり駅周辺を散策したりしていました。

伊集院駅前の島津義弘の銅像

伊集院駅→川内駅

次の列車までの時間が近づいてきたので、再入場しました。

伊集院駅に到着した817系電車

この列車、7分ほど遅れての到着でした。

14時50分ごろ、伊集院駅を出発しました。

15時22分ごろ、川内駅(鹿児島県薩摩川内市)に到着しました。

これで、1枚目の連続乗車券の役目は終了です。

改札を出る際にきっぷは記念にいただきました。

使用済みの枕崎・川内間の連続乗車券1枚目

川内駅→国分駅(連続乗車券2枚目・3日目)

川内駅→鹿児島中央駅(九州新幹線経由)

川内駅からは、2枚目の連続乗車券を使用します。

川内・国分間の連続乗車券1枚目どちらの駅も他のJRの駅に同じ漢字の駅があるため、駅名の前に路線名が書かれています

川内駅から鹿児島中央駅までの間はさきほど通った在来線でもいいのですが、自分の時間の都合上急がないといけなかったため、九州新幹線を利用しました。

川内駅での用事が先ほど乗っていた列車の遅延による影響で済ませることが出来ず、結構ギリギリまで粘ろうとした結果危うく乗り遅れるところでした。

川内駅新幹線ホームの発車標正確に言えば、ホームに着いたときに新幹線が入線してきたほどギリギリでした。危なかったです

鹿児島中央駅で1時間早い普通列車に乗っていればもう少し余裕があったのですが、過ぎたことは仕方ないです。

13時29分ごろ、川内駅を出発しました。

実は、今年初めて新幹線に乗りました。
2019年(令和元年)12月に寝台特急に乗るため、鹿児島中央・岡山間で利用して以来なので、約10ヶ月ぶりです。

また、1駅だけなので自由席にしたのですが、九州新幹線の自由席に座るのは平成最後の日(2019年4月30日)以来3回目です。
普段短区間で新幹線に乗らないことというのもあるのですが、一番の理由は九州新幹線は指定席に座ったほうが得だからです。

連続乗車券と新幹線自由席特急券

13時41分ごろ、鹿児島中央駅に到着しました。

鹿児島中央駅新幹線ホームの駅名標

乗り換え改札口を利用して、在来線ホームに向かいます。
この際、新幹線自由席特急券は記念にもらいました。

少し時間が空くので本当は途中下車したかったのですが、途中下車できないきっぷなので諦めました。

1枚目の連続乗車券とは違い、2枚目の連続乗車券は途中下車できません。

枕崎・川内・国分の2枚の連続乗車券2枚目の連続乗車券には「下車前途無効」と書かれています

こういった連続乗車券の効力などは解説記事に詳しく書いているので、気になった方はぜひご覧ください。

連続乗車券サムネ
知ってるとちょっと得する!?実践で知る連続乗車券とその活用法皆さんは「乗車券」と聞いてどんなものを思い浮かべますか? 一般的に、「片道乗車券」と「往復乗車券」はよく知られた乗車券でしょう。 ...

鹿児島中央駅→国分駅

14時2分発国分行きの普通列車に乗ります。

鹿児島中央駅在来線3・4番のりばの発車標

このとき4番のりばには、特急指宿のたまて箱5号が停車していました。

鹿児島中央駅に停車中の特急指宿のたまて箱5号

いつかは乗ってみたいですが、指宿方面に行くこと自体あまりないのでいつになることやら。

14時2分ごろ、鹿児島中央駅を出発しました。

14時44分ごろ、国分駅(鹿児島県霧島市)に到着しました。

国分駅の駅名標

改札を出る際に2枚目の連続乗車券も記念にもらい、連続乗車券は役目を終えました。

国分駅→鹿児島中央駅(SUGOCA)

目的はすべて終わったので、スタート地点である鹿児島中央駅に戻ります。

きっぷでもいいのですが、ポイントが貯まるのでSUGOCAを利用しました。

ちなみに、この国分駅が鹿児島のSUGOCA利用可能エリアの最東端の駅です。
県境付近など1日あたりの利用者数が少ない駅が多いので仕方ないとはいえ、九州は交通系ICカードの利用可能エリアが分かれているのでなかなか面倒ですね。

余談

連続乗車券なんてよほどの機会がない限り縁のないきっぷですから、2枚とも記念にいただきました。
ただ、1枚目を旅の途中でなくしてしまいました・・・。
すごく悲しかったです。

ですが翌日、そのきっぷは何とか見つけることが出来ました。

使用済みの2枚の連続乗車券
なくしたきっぷサムネ
【JR九州】記念にもらったはずがなくしてしまったきっぷが、駅で保管されていた件先日、初めて連続乗車券を使用しました。 連続乗車券は使う機会が滅多にないきっぷということで、使用後に記念にもらいました。 ですが...

最後に

今回は、連続乗車券を実際に使用した旅でした。

連続乗車券はあまり使う機会のないきっぷではありますが、知っておくと旅の幅が広がるということがこの記事でわかったのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

関連記事はこちらから

COMMENT