あまり知られていない「連続乗車券」。
そんな連続乗車券を使用したちょっとした旅に行ってきました。
今回は、僕が実際に連続乗車券を使用した旅の様子をまとめました。
連続乗車券のメリットも一緒に知っていただければ幸いです。
連続乗車券とは
連続乗車券については、こちらの記事で解説しています。
旅の概要
目的
鹿児島県内にあるマンホールカードをゲットしに行く。
それが、今回の目的です。
今回の場合、(ゲットする順に)枕崎駅、指宿駅、伊集院駅、川内駅、国分駅に寄ります。
あくまで連続乗車券の記事なので、マンホールカード関係の内容は記載していません。
行程
今回は、以下の行程を予定していました。
結果から言うと、ほぼ狂いもなく終えることが出来たと思います。
1日目(10月17日)
鹿児島中央駅→枕崎駅(通常の乗車券)
まずは、鹿児島中央駅から枕崎駅まで片道乗車券を使って向かいます。
10時2分発枕崎行きの列車に乗り、指宿枕崎線の終着駅・枕崎駅まで向かいました。
詳細は、こちらの記事にまとめました。
12時58分ごろ、枕崎駅(鹿児島県枕崎市)に到着しました。
鹿児島中央駅を出発して約3時間、ようやくの到着です。
枕崎駅は無人駅なのですが、きっぷの回収がありませんでした。
元々きっぷは記念に持って帰ろうと考えていたのですが、念のために乗っていた列車の乗務員の方に確認した上で記念とすることにしました。
枕崎駅
ここ枕崎駅は、JRの南の始発・終着駅です。
この枕崎駅と稚内駅を青春18きっぷで5日間かけて移動ということをいつかはやってみた(本当は夏にしたかった)のですが、肥薩線が不通となっている今は厳しいかもしれませんね。
宗太郎越えがありますから・・・。
【追記】
夜行列車ムーンライトながらの廃止が決まりましたね。
このことで更に難しくなりましたが、模索して挑戦したいものです。
駅周辺には、至るところに日本最南端の始発・終着駅であることを示すものが設置されています。
ちなみに、下の写真のように「本土」最南端という表記を先ほどの西大山駅でもかつてなされていたようなのですが、沖縄県は本土ではないのかという意見が寄せられたために「JR」最南端という表記に変わったようです。
この標札は、そのままのようですが・・・。
枕崎駅の駅舎は、このような感じになっています。
この駅舎は2013年(平成25年)に建てられたもので、2013年度グッドデザイン賞を受賞しています。
ちなみに、駅の近くにある枕崎駅前観光案内所では、マンホールカードと「日本最南端の終着駅のある町 到着証明書」をゲットすることができます。
枕崎駅→鹿児島中央駅(連続乗車券1枚目・1日目)
枕崎駅→指宿駅
枕崎市での目的も終わり、鹿児島中央方面へ戻ります。
ここからは、連続乗車券の1枚目を使います。
先ほどまで乗っていた列車は指宿行きの普通列車となり、次はこの列車の終点まで乗ります。
ちなみに、枕崎駅に停車中に検札がありました。
この駅は無人駅できっぷを買うことが出来ないので、乗車券を持っていない方はここで乗務員の方から購入することになります。
ホーム側の扉は全て開けられているので、無人駅ではあるものの整理券は出てきません。
13時20分ごろ、枕崎駅を出発しました。
14時25分ごろ、再びJR日本最南端の駅・西大山駅に到着しました。
鹿児島中央駅や指宿駅からの列車と異なり、枕崎駅からの列車は自動放送での「JR日本最南端の駅」の案内はありませんでしたし、停車時間は1分ほどでした。
14時45分ごろ、指宿駅(鹿児島県指宿市)に到着しました。
ここまで乗ってきた列車は、この駅から枕崎方面のの山川駅(鹿児島県指宿市)に戻るようです。
指宿駅(途中下車)
ここ、指宿駅で途中下車しました。
改札を出たときは、きっぷを確認されただけでした。
用事を済ませ、指宿駅に帰ってきました。
指宿駅に再入場しました。
再入場の際、指宿駅のスタンプを押されました。
指宿駅→鹿児島中央駅
列車がやってきました。
この列車に乗って、鹿児島中央駅に戻ります。
おそらく、同じ列車でしょうね。
きちんと確認していないので、分かりませんが。
ここからも分かるように、枕崎駅まで向かう列車はかなり少ないのです。
15時53分ごろ、指宿駅を出発しました。
17時10分ごろ、鹿児島中央駅に到着しました。
鹿児島中央駅(途中下車)
鹿児島中央駅で途中下車をして、この日の旅は終わりです。
この日は、往復約6時間の乗車だったので、かなりヘトヘトになってしまいました。
列車に乗ってここまでヘトヘトになったのは、青春18きっぷでの旅行以来ですね。
2日目(10月18日)
10月19日は、沖永良部島に行っていました。
片道乗車券の「枕崎→川内」であれば有効期限はこの日までですから、連続乗車券の本領発揮といったところでしょうか。
3日目(10月19日)
鹿児島中央駅→川内駅(連続乗車券1枚目・3日目)
鹿児島中央駅→伊集院駅
鹿児島中央駅までの乗車の2日後の10月19日、再び鹿児島中央駅にやってきました。
先ほども触れたように、ただ単に「枕崎→川内」の乗車券を買っていた場合は、前日の10月18日に有効期限が切れて使うことができなくなっていました。
これが、今回連続乗車券にした一番の理由です。
最初に乗るのは、11時30分発の川内行きの普通列車です。
今回は鹿児島本線なので、電車です。
11時30分ごろ、鹿児島中央駅を出発しました。
11時50分ごろ、伊集院駅(鹿児島県日置市)に到着しました。
伊集院駅(途中下車)
この駅で、この旅3度目の途中下車をしました。
何気に1つの乗車券でこれほど途中下車するのは、青春18きっぷの旅以外では初めてですね。
ちなみに、この駅にはかつて「ナニコレ珍百景」に選ばれた駐車場がありました。
駅舎が橋上化された今では、残されていませんが。
さて、この駅を途中下車した理由はマンホールカードをゲットするためではありますが、次の駅は1時間後なので、それまでは近くのコンビニで買ってきた弁当を食べたり駅周辺を散策したりしていました。
伊集院駅→川内駅
次の列車までの時間が近づいてきたので、再入場しました。
この列車、7分ほど遅れての到着でした。
14時50分ごろ、伊集院駅を出発しました。
15時22分ごろ、川内駅(鹿児島県薩摩川内市)に到着しました。
これで、1枚目の連続乗車券の役目は終了です。
改札を出る際にきっぷは記念にいただきました。
川内駅→国分駅(連続乗車券2枚目・3日目)
川内駅→鹿児島中央駅(九州新幹線経由)
川内駅からは、2枚目の連続乗車券を使用します。
川内駅から鹿児島中央駅までの間はさきほど通った在来線でもいいのですが、自分の時間の都合上急がないといけなかったため、九州新幹線を利用しました。
川内駅での用事が先ほど乗っていた列車の遅延による影響で済ませることが出来ず、結構ギリギリまで粘ろうとした結果危うく乗り遅れるところでした。
鹿児島中央駅で1時間早い普通列車に乗っていればもう少し余裕があったのですが、過ぎたことは仕方ないです。
13時29分ごろ、川内駅を出発しました。
実は、今年初めて新幹線に乗りました。
2019年(令和元年)12月に寝台特急に乗るため、鹿児島中央・岡山間で利用して以来なので、約10ヶ月ぶりです。
また、1駅だけなので自由席にしたのですが、九州新幹線の自由席に座るのは平成最後の日(2019年4月30日)以来3回目です。
普段短区間で新幹線に乗らないことというのもあるのですが、一番の理由は九州新幹線は指定席に座ったほうが得だからです。
13時41分ごろ、鹿児島中央駅に到着しました。
乗り換え改札口を利用して、在来線ホームに向かいます。
この際、新幹線自由席特急券は記念にもらいました。
少し時間が空くので本当は途中下車したかったのですが、途中下車できないきっぷなので諦めました。
1枚目の連続乗車券とは違い、2枚目の連続乗車券は途中下車できません。
こういった連続乗車券の効力などは解説記事に詳しく書いているので、気になった方はぜひご覧ください。
鹿児島中央駅→国分駅
14時2分発国分行きの普通列車に乗ります。
このとき4番のりばには、特急指宿のたまて箱5号が停車していました。
いつかは乗ってみたいですが、指宿方面に行くこと自体あまりないのでいつになることやら。
(追記)ついに、指宿のたまて箱に乗車するという夢が叶いました。
14時2分ごろ、鹿児島中央駅を出発しました。
14時44分ごろ、国分駅(鹿児島県霧島市)に到着しました。
改札を出る際に2枚目の連続乗車券も記念にもらい、連続乗車券は役目を終えました。
国分駅→鹿児島中央駅(SUGOCA)
目的はすべて終わったので、スタート地点である鹿児島中央駅に戻ります。
きっぷでもいいのですが、ポイントが貯まるのでSUGOCAを利用しました。
ちなみに、この国分駅が鹿児島のSUGOCA利用可能エリアの最東端の駅です。
県境付近など1日あたりの利用者数が少ない駅が多いので仕方ないとはいえ、九州は交通系ICカードの利用可能エリアが分かれているのでなかなか面倒ですね。
余談
連続乗車券なんてよほどの機会がない限り縁のないきっぷですから、2枚とも記念にいただきました。
ただ、1枚目を旅の途中でなくしてしまいました・・・。
すごく悲しかったです。
ですが翌日、そのきっぷは何とか見つけることが出来ました。
最後に
今回は、連続乗車券を実際に使用した旅でした。
連続乗車券はあまり使う機会のないきっぷではありますが、知っておくと旅の幅が広がるということがこの記事でわかったのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。