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磁器製の鳥居に参道にある踏切!?焼き物の産地にある陶山神社を訪れてみた

陶山神社サムネ

佐賀県の西部は、有田焼や伊万里焼といった焼き物が有名な場所です。
日本で初めて磁器が焼かれたということもあり、社会科の授業で習ったことがあるのではないでしょうか。

今回紹介するスポットは、そんな焼き物の産地ならではの要素がある陶山すえやま神社です。

陶山神社とは

陶山神社は、佐賀県西松浦にしまつうら有田ありたちょうにある神社です。

有田町を代表する観光地の1つで、公式ホームページもあります。

由緒・創建については、以下の説明があります。

今から400年前の寛永年中に、肥前国松浦郡有田において陶器の原材料となる磁礦が泉山にて発見された。それよりこの地に町が起こり、この地にて陶器製造が年々盛になり、人々の流入も多く繁昌する者が増えた。
有田皿山代官の命により、万治元年葉月十五日松浦郡有田郷有田皿山大樽山に社殿を建て、松浦郡中宗廟大里村の蓮華石正八幡宮より祭神「品(ほむ)蛇(だ)和気(わけの)命(みこと)」を勧請し皿山中の宗廟として当社、「有田皿山宗廟八幡宮」を創建した。
明治四年有田皿山宗廟八幡宮より当地区の総称「陶山」に因み、「陶山神社」と命名された
明治五年社格を村社に列せられた
明治四十年二月十五日神饌幣帛料供進の指定を受ける
明治二十年より磁礦発見し窯業創業の祖である、李氏朝鮮国帰化人参平を奉る事が町民により話し合われ大正十六年祭神に鍋島直茂公を、記念碑に李参平公を奉る
有田の神の帰一する総氏神・陶磁器之神として現在まで、窯元・商人・有田町民を始め多くの方々の崇敬篤く、一般に「やきものの神様」として親しまれております。
 祭 神 品蛇和気命(応神天皇)
相殿神 鍋島直茂命
 境内社 八天社  祭神 火魂命
     稲荷神社 祭神 宇気持命
     李参平碑 祭神 李参平命

引用:陶山神社について|陶山神社 公式ホームページ

陶山神社を訪れてみた

駅から少し離れた神社

16時59分ごろ、有田ありた(佐賀県西松浦郡有田町)に到着しました。

有田駅の駅名標

ここ有田駅から陶山神社までは、徒歩数十分かかります。

隣の上有田かみありた駅の方が近いですが、電車の時間の都合と日没時刻(17時17分ごろ)が近いことから、頑張って有田駅から歩いていくことにしました。

陶山神社ホームページのアクセスマップでは、駅からの交通手段として徒歩とタクシー以外にバスが紹介されています。

ただ、そのバスの運行が本当にあるのか確認できなかったので、ない前提で考えたほうが良いのかもしれません。

そこそこ速歩きしましたが、着く前に日が沈んでしました。

札ノ辻信号機陶山神社最寄りの交差点。撮影時刻は、日没の2分後

参道にある踏切

札ノ辻ふだのつじ信号機を右に曲がると、もうすぐ目的の神社です。

さて、陶山神社はのちほど詳しく紹介するように鳥居が有名ですが、その前に特徴的なポイントがあります。
それは、境内へと入る石の階段を上ったところに踏切があることです。

JR佐世保線の有田駅と上有田駅の間に位置し、普通列車や特急列車が通過します。

陶山神社内の踏切踏切の先が陶山神社

この踏切は第3種踏切(警報機のみで遮断機のない踏切)なので、訪れた際は十分に注意してください
上の写真からも分かるように階段を登ったすぐのところにレールがあり、なおかつ遮断機がないため、少し恐怖を感じるかもしれません。

ちなみに、この踏切は約15年前のナニコレ珍百景に登場したことがあるとか。

駐車場の位置は、この階段の下で右折し、すぐに左折して線路をくぐって左の坂を登ったところです。(公式サイト参照)

陶器で出来た鳥居

踏切を渡り、その先にある階段を登ると、そこには特徴的に鳥居が目に入ります。

陶山神社の鳥居

この淡い青色の鳥居ですが、なんと磁器で出来ています。

明治21年 奉納 稗古場区 高さ3.7㍍ 幅3.9㍍ 有田泉山いずみやまの陶土から作り出された白磁に、天然呉須(ゴス)による淡いブルーの唐草文様が美しい明神鳥居有田のシンボルとしてこの地に訪れる皆様を迎える

引用:境内のみどころ|陶山神社 公式ホームページ

稗古場ひえこばは、陶山神社近くの地域の名前です。

また、呉須ゴスとは磁器の染め付けに使用される鉱物質の顔料のことです。

冒頭の神社の由緒・創建の引用文にも登場していますが、陶山神社から少し離れた泉山いずみやまで磁器の原料となる磁石(陶石)が発見されたことが有田焼(当時は伊万里焼と呼ばれ、現在の伊万里焼と区別するために古伊万里とも呼ぶ)の始まりです。

そんな泉山の陶土が、陶山神社の鳥居に使われているようです。

なお、有田町歴史民俗資料館や有田観光協会によると、現在は泉山の原料はほとんど使われておらず、熊本県の天草にある陶石を使っているとのこと。

国指定史跡である泉山磁石場は立ち入ることは出来ないものの、遠くから全体を望むことができ、近くには有田町歴史民俗資料館があります。

1888年(明治21年)に作られたこの鳥居は、2000年(平成12年)に国の登録有形文化財となっています。

今回訪れた時間は日没後でしたが、日中の天気の良い日だと青い鳥居と青い空できれいな写真を撮れるかと思います。

鳥居はもちろんのこと、それ以外の部分にも磁気が用いられています。
ただ、日没を過ぎていたこともあり急いでいたため、写真をあまり撮れていませんでした。

長く滞在していると暗くなってしまいそうだったので、お参りをして、おみくじを引いて帰ることにしました。

陶山神社社殿

余談

帰りは、上有田駅から乗ることにしました。

陶山神社を離れたときはまだ赤い空でしたが、駅に着いたときにはすっかり暗くなりました。

上有田駅の駅名標

ここ上有田駅(佐賀県西松浦郡有田町)は基本的に無人駅ですので、乗車および下車の際はご注意ください。

上有田駅のワンマン乗車口

通常は普通列車のみ停車する駅ですが、ゴールデンウィーク中に開催される有田陶器市期間中に限り日中の特急列車が停車し、駅員も派遣されるようです。

また、駅舎には道路の向かいにあるお店で購入するように書かれています。

上有田駅駅舎壁の案内

駅自体は(上記の例外を除い)駅員の配置がありませんが、原田酒店さんがきっぷの発券を行う簡易委託駅となっているようです。
ワンマン列車であれば、乗車時の整理券の受け取りで問題ないと思いますが。

このときは乗り放題きっぷを使用していたので、これらのことは関係なかったですけどね。

最後に

今回は、佐賀県の観光地の1つ・陶山神社でした。

昼間に来ることが出来なかったのは残念でしたが、きれいな磁器製の鳥居を見ることが出来てよかったです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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