何かと話題になる九州新幹線・西九州ルートこと「西九州新幹線」。
現時点では、武雄温泉駅と長崎駅の間の区間が2022年(令和4年)秋に開業予定となっています。
(追記)西九州新幹線の開業日は、9月23日となりました。
そんな西九州新幹線の部分開業まであと1年ほどという2021年(令和3年)11月に、「みんなの九州きっぷ」を使って佐賀を旅しました。
このときに西九州新幹線に関係ある写真を撮ったので、その写真とともに西九州新幹線の今をまとめました。
(追記)この記事の情報は、2021年11月当時の内容となっております。
その後変更になった内容に関してこの記事では加筆しませんので、西九州新幹線開業までの歴史として楽しんでいただけましたら幸いです。
目次
西九州新幹線について
西九州新幹線については改めて説明する必要はないかと思いますが、知らないという方はJR九州のホームページをご参照ください。
また、公式YouTubeチャンネルでは、西九州新幹線各駅の発車メロディーが公開されています。
九州新幹線の発車メロディー(博多駅除く)は最速達列車「みずほ」の停車駅でもある主要駅(熊本駅・鹿児島中央駅)とそれ以外の3種類でしたが、西九州新幹線の発車メロディーはすべての駅で異なるようですね。
ちなみに、作曲を手掛けたのは、九州新幹線と同じく向谷実さんとのこと。
西九州新幹線では、九州新幹線のように「西日本車だったから、向谷さんの車内メロディー聴けなかった(涙)」という心配は今のところはなさそうですw
将来的に西九州新幹線が山陽新幹線と直通運転をするようになったら、九州新幹線と同じことになるかもしれませんね。
佐世保線の肥前山口(江北)駅〜武雄温泉駅
旅の2日目、特急みどり17号・佐世保行きに乗って佐賀駅から有田駅へ向かいました。
16時18分ごろ、1分遅れて佐賀駅を出発しました。
特急みどりの次の停車駅は、肥前山口駅(佐賀県杵島郡江北町)です。
この駅で、肥前鹿島・諫早・長崎方面の長崎本線(南方向)と武雄温泉・佐世保方面の佐世保線(西方向)に分岐します。
特急かもめは長崎本線、特急ハウステンボス・みどりは佐世保線を経由します。
ちなみに、西九州新幹線が部分開業するタイミングで「江北駅」と名称変更になることが決定しています。
これは駅のある江北町からの要望にJR九州が応えたもので、理由は「江北町の認知度向上や駅周辺地域の賑わいづくりなどの駅を活用した街づくりの一環」とのこと。
ただ、鉄道好きにとっては少しさみしい思いもありますね。
さて、佐世保線は単線ですが、電車の窓から南側を見ると肥前山口・武雄温泉間の一部区間に新しい線路が敷かれていました。
これは西九州新幹線の(部分)開業に伴う佐世保線の複線化工事によるもので、本来は肥前山口駅と武雄温泉駅の間が複線化・高速化される予定でした。
しかしながら、フリーゲージトレイン(FGT)導入断念となってしまったため、複線化は大町・高橋間のみとなりました。
肥前山口・大町間と高橋・武雄温泉間は別線が想定されていたことが、理由のようです。
ただ、複線区間は短くなったものの、同区間の複線化でリレーかもめによる特急の本数増加に対応できるそうです。
開業1年前ですが、まだ大町・高橋間の工事が終わったわけではなさそう・・・?
一応、複線化から省かれた区間含め土地は確保している感じはします。
さて、武雄温泉駅が見えてきました。
電車の中から見た感じだと、駅構内はかなり出来上がってそうな印象でした。
武雄温泉駅構内については、後ほど紹介します。
西九州新幹線の武雄温泉駅の隣は「嬉野温泉駅」なので、高架は南の方へ離れていきました。
武雄温泉駅と西九州新幹線
有田町の陶山神社に行っていましたが、武雄温泉に入るため武雄温泉駅に戻ってきました。
先ほども軽く触れたように、ここ武雄温泉駅から南方向に西九州新幹線が長崎方面へ伸びます。
ホーム南側を見ると、新幹線ホームが見えました。
西九州新幹線の武雄温泉・長崎間が開業した際に新幹線と在来線特急の対面乗り換えが予定されています。
手前のホームドアが設置されていない10番のりばに特急リレーかもめがやってきて、ホームドアが設置されている11番のりばに西九州新幹線かもめと乗り換えるという、かつての新八代駅と同じような方法を取るようです。
「対面乗換方式(リレー方式)」については、長崎市のホームページの説明が分かりやすいかと思います。
開業1年前なので、ホーム上はかなり完成している感じがしました。
2019年(平成31年)3月に青春18きっぷを使った旅をしたときの1日目に武雄温泉駅で降りていますが、そのときの武雄温泉駅の新幹線ホーム側はまだ工事中でした。
月日が経つのは、早いものですね。
ホームを降りると、西九州新幹線に関するポスターが貼ってありました。
武雄市観光協会は、西九州の玄関口として推していくようです。
改札を出て左手(みどりの窓口がある方)に向かうと、行き止まりにはなっているものの、専用ののりばが出来ていました。
リレーかもめの乗車口は、西九州新幹線と同じのりばみたいですね。
最後に
今回は、みんなの九州きっぷ旅の最中に見た西九州新幹線の今でした。
部分開業の決定が変わることはないので、上手くいくことを願うばかりです。
あとは、新鳥栖・武雄温泉間の問題がどうにかなれば・・・。
最後まで読んでいただきありがとうございました。