土日限定のJR九州の乗り放題きっぷである、「みんなの九州きっぷ」(2021年秋冬版)。
きっぷそのものも大変おトクなものですが、一緒にいくつかの特典がついてきます。
その1つが、駅レンタカーの特別価格利用です。
今回は、みんなの九州きっぷ購入者限定で利用できる駅レンタカーの予約や当日の流れをまとめました。
目次
みんなの九州きっぷとレンタカー利用券
「みんなの九州きっぷ」の詳細は、以前の記事をご参照ください。
さて、きっぷ受け取り時、一緒に「レンタカー利用券」が発券されます。
この利用券を使用することで、九州内の駅レンタカーをおトクな価格で利用することができます。
ただし、2日前までにネットでの事前予約が必要です。
料金を含むこのプランの詳細は、次の項目の途中で駅レンタカーホームページ記載の内容に沿って説明しています。
駅レンタカーの予約流れ(+当プランの内容)
ここからは、駅レンタカーのみんなの九州きっぷ購入者特典プランの予約方法を説明していきます。
途中で、当プランの詳細にも触れていきます。
ブログに載せている画像は圧縮している関係で、文字が見にくいかもしれませんが、予めご了承ください。
駅レンタカーホームページへ
JR九州の「みんなの九州きっぷ」紹介ページの下の方にある「『みんなの九州きっぷ』ご利用特典レンタカーはこちら」をクリックすると、JR九州レンタカー&パーキング株式会社が運営している「駅レンタカー」のホームページに飛びます。
上の写真でいうと右下にお得なプランがいくつか流れる部分があるのですが、その中に今回の「みんなの九州きっぷ」利用者向けのプランが表示されます。
それをクリックした先が、「みんなの九州きっぷ」利用者向けのプランの画面となります。
きっぷ本券の予約同様、「みんなの九州きっぷ」紹介ページのリンクが上の写真のページではないのは正直不親切な気がしますし、そこからが分かりにくいというのもあるので、このページのリンクを下に載せておきます。
みんなの九州きっぷ購入者特典の詳細
新着情報詳細画面には、当プランの詳細が記載されています。
【九州限定プラン】
乗り放題きっぷ「みんなの九州きっぷ」購入者特典!
Sクラス限定、日帰り3,900円(免責補償料込!)~
【ご利用条件】
- 「JR九州インターネット列車予約」より「みんなの九州きっぷ」をご購入いただき、対象営業所でレンタカーをご利用される方。
きっぷについてはこちら
(みんなの九州きっぷ) ⇒ https://www.jrkyushu.co.jp/train/minnnanokyushu/※きっぷについてのお問合せは駅窓口・駅係員へお問合せ下さい。
- 来店の際に、乗り放題きっぷご購入時に発券される「みんなの九州きっぷ(本券)」と「レンタカー利用券」をご持参ください。
乗り放題きっぷ(本券)をご提示の上、「レンタカーご利用券」を人数分、係へお渡しください。
- 事前にインターネット予約が必要となります。
【ご予約受付期間】 インターネットにて2日前までにお申込みが可能です。
【ご利用可能期間】 2021年10月9日~12月26日
【対象営業所】
小倉・博多・久留米・佐賀・新鳥栖・長崎・佐世保・大分・別府・由布院・中津・熊本
新八代・出水・川内・鹿児島中央・指宿・宮崎
※各営業所の詳しい情報は営業所一覧ページをご覧ください。⇒ 営業所一覧◆時間短縮営業及び休業営業所にご注意ください。ご利用は上記営業所の営業時間内になります。
【乗 捨 料 金】 所定の乗捨て料金がかかります。
【ご利用可能な車種クラス】 Sクラス限定(例:ヴィッツ、フィットなど)
【その他(免責補償・装備品・オプション等)】 カーナビ・ETCは無料。チャイルドシートは無料です。
※ETCカードはお客様にてご用意ください。
- 免責補償料(通常1,100円/1日あたり)込・消費税込
- 保険(対人・対物・搭乗者・車両)充実完備!
- タイヤ用チェーン 1,650円/1貸出(数に限りがあります)
- スタッドレスタイヤ 2,200円/日(数に限りがあります)
引用:【公式】駅レンタカー(JR九州レンタカー&パーキング株式会社):「みんなの九州きっぷ」購入者特典!Sクラスが3,900円~!嬉しい免責補償料込‼
更に下へスクロールすると、料金表があります。

Sクラス(いわゆるコンパクトカー/5人乗り)限定ですが、
当プランの基本料金 = 3900円 × 利用日数
となっています。
この基本料金の中には、免責補償料(通常は1日あたり1100円)が含まれています。
これが、当プランの最大の魅力でもあります。
その下の「乗捨料金表を見る(別窓)」というリンクをクリックすると、別のタブで九州内の全ての駅レンタカー営業所間に対応した乗捨料金表を見ることができます。
実際に確認していただければ分かるように、この乗捨料金がめちゃくちゃ高いのです。
近くの営業所への乗り捨てなら税込1000円でまだ良いかもしれませんが、それ以外だと今回のプランの1日あたりの料金よりも高い(倍以上のところも多い)ので注意が必要です。
なので、極力元の営業所への返却を考えた方が良いでしょう。
「予約はこちら」をクリックすると、次のページに進みます。
予約内容入力
ここから、予約内容を入力していきます。
まずは、営業所および日時の選択です。

「営業所情報」をクリックすると、その営業所のマップや住所・営業時間・可能な決済方法などを見ることができます。
今回は、出発営業所と返却営業所に「新八代駅」、出発日時は「2021/11/13 09:00」、返却日時は「2021/11/13 12:00」としました。
次に、車種クラスを選択します。
とは言っても、前述の通りSクラス限定なので、選択肢にはSクラスしかありません。

その下の「空車カレンダー」をクリックすると、別ウィンドウでこれまでに選択した条件(今回で言うと、出発日および出発営業所)での空車状況を確認することができます。

「○」と「×」は直感的に分かるかと思いますが、注意が必要なのが「△」です。
カレンダー下の説明に書かれているように、これは「リクエスト予約」というものです。
△:リクエスト予約(空車状況を確認し、ご用意ができるかメールにて回答での予約申込)可能
引用:空車カレンダー
なので、「△」がついている日付を選択した場合、予約完了しても絶対に利用できるというわけではありません。
今回選択した新八代駅の11月13日のところは「△」がついているので、リクエスト予約となります。
みんなの九州きっぷのレンタカー利用券を使用できるのは、みんなの九州きっぷ本券の有効期限内のみとなっています。
一応平日も選択しても本券予約時のようなエラーにはなりませんが、出発および到着の日時の選択の際はそのことに十分に注意してください。
最後に、免責補償や乗車人数、その他オプションの希望を入力・選択します。
今回の乗車は僕自身だけなので、大人1人ですね。

すでに説明しているように、免責補償料は基本料金に含まれています。
つまり、本来は任意加入である「免責補償制度」に自動加入という扱いになります。
免責補償制度に加入すると、「NOCサポート」を申し込むことができます。
「NOC(=ノン・オペレーションチャージ)」について、駅レンタカーでは以下のように説明されています。
レンタカー使用中に事故を起こし、車両の修理が必要になった場合、車両の修理期間中の休業補償の一部として、損傷の程度や修理期間に関わりなく、「ノン・オペレーション・チャージ(N.O.C.)」を申し受けます。
ノン・オペレーション・チャージの種類 料金 予定営業所へ自走して返車された場合 20,000円 予定営業所へ返車されなかった場合 50,000円 ※免責補償制度にご加入している場合でも、同様にご負担していただきます。(非課税)
要するに事故を起こした際にレンタカー会社へ支払う営業補償料ですが、免責補償制度に加入していたとしてもNOC(駅レンタカーでいうと2万円ないし5万円)の支払いを免れることはできません。
免責補償制度は事故を起こしてしまった相手や物に適用されるものであり、レンタカー会社への補償は別物だからです。
「NOCサポート」は、そんなNOCの支払いが免除となるオプションで、1日あたり550円で申し込むことができます。
今回は、「希望する」を選択しました。
というか、僕は基本的にどのレンタカー会社で予約する場合にも付けています。
「免責補償制度」「NOCサポート」などの駅レンタカーの保険・補償の詳細は、ホームページをご参照ください。
特に、免責事項は(レンタル当日に店舗で説明があるかもしれませんが)しっかりと確認しておくことを推奨します。
それ以外のオプションは、付けませんでした。
一番下まで行くと、「料金確認」という項目があります。

その項目の「料金を確認する」をクリックすることで、ここまでで選択した内容や料金の内訳などを確認することができます。


今回の場合、
基本料金3900円(1日利用)+ 乗捨料金0円 + 免責補償料0円 + NOCサポート550円
= 4450円
です。
入力を終えたら、「お客様情報の入力」をクリックして次に進みます。
お客様情報入力
これまでの予約内容が表示されます。

リクエスト予約は、先ほど説明した通りです。
予約内容を確認したら、その下に自分の情報を入力します。

説明に従って情報を入力してください。
一番下に免許証番号を任意で入力できる項目がありますが、免許証番号を入力しておくと後ほど説明する「クイック(チェック)インサービス」を利用することができます。
今回は一から入力しましたが、事前にJR九州Web会員のログインを行っておくと、その会員情報が共有されてスムーズに予約することができます。
「確認する」をクリックして、次に進みます。
予約内容確認
最後に、予約内容の確認を行います。

下へスクロールすると、「クイックチェックイン」という項目があります。

駅レンタカーホームページでは、以下のように説明されています。
クイックチェックインサービスとは、レンタカーご利用に際し通常はご来店いただいてからご説明している事柄(保険・その他ご利用に関してのお願い等)を、事前に書面でご案内させていただくことにより、ご利用当日のレンタカーの出発をスピーディーに行うサービスです。
希望者は「クイックチェックイン用紙をダウンロード」をクリックして用紙をダウンロード・印刷して、内容を確認した後に必要事項を記入して「営業所及び総合案内所保管用」を当日持ち込むことで、当日の説明時間を大幅に減らすことができます。
クイックチェックインの詳細は、駅レンタカーのホームページをご参照ください。
今回、僕は利用しないことにしました。
最後に、インターネット予約利用規約を読みます。

規約に同意したら、下の「同意する」をクリックしてチェックマークを入れます。

入力内容など間違いがないことを確認したら、「予約申し込み」をクリックすることで申し込むことができます。
予約(申込み)完了
これで、申し込み完了です。

同時に、お客様情報で入力したメールアドレス宛にメールが届きます。
今回はリクエスト予約なので、そのメールの内容は「【リクエスト予約受付のお知らせ】」というものでした。
この段階では、予約が成立したわけではありません。
リクエスト予約時のその後
今回は、予約受付メールが届いた約1時間後に予約成立のメールが届きました。
これで、無事に予約成立です。
場合によっては不成立のこともあるかと思いますが、その場合はメールの内容に従ってください。
実際に利用してみた
2021年(令和3年)11月13日に実際に利用したので、当日の流れをまとめました。
駅レンタカー到着
8時46分ごろ、新八代駅(熊本県八代市)に到着しました。

ここまでは、「みんなの九州きっぷ」本券と指定席券を使って九州新幹線を利用して来ました。


当然ながら、予約時刻の9時に間に合うように乗車する新幹線を選んでいます。
上りだと、さくら544号が9時までに新八代駅に到着する最終列車です。
そういえば、この5日前(11月8日)に九州新幹線車内で物騒な事件が発生し、ここ新八代駅で容疑者が逮捕されましたね・・・。
そのためか、新幹線車内の巡回が今まで以上に行われていた印象です。
新八代駅新幹線改札口を出て右手にある「東口」を出て、そこから右に100mほど歩いたところに駅レンタカーの新八代駅営業所があります。
到着時はまだ営業開始時刻の9時になっていませんでしたが中に入ることができ、そのまま手続きに進むことができました。
博多駅および鹿児島中央駅の駅レンタカー利用時は、営業所ではなく総合案内所を訪れることとなっています。
手続き
免許証、そしてみんなの九州きっぷ本券やレンタカー利用券を提示します。
レンタカー利用券は、ここで回収されます。
きっぷ本券とレンタカー利用券は、乗車する全員が提示する必要があります。
今回はクイックチェックインを利用しないことにしていたので、補償等の説明も受けました。
そして、現地での支払いとなります。
支払いに関してですが、駅レンタカー営業所での支払いはクレジットカードをお願いしているとのこと(予約成立メールに記載)。
今回は普通にクレジットカードで支払いましたが、現金払いの場合は運転免許証以外に現住所もしくは本人確認ができる書類の提示が必要なようです。
実際に運転
今回、八代でレンタカーを借りた目的は、例の「終わりのない旅」。

八代市や宇城市あたりを運転しました。
このあたりは、公共交通機関での移動は不便ですからね。



そして、運転自体が超久々でしたが、高速道路(九州自動車道松橋IC〜八代IC)も運転しました。
帰還・返却
今回は3時間だけのレンタカーでしたが、無事故で帰ってくることができました。
返却前に近くのガソリンスタンドにて給油しました。
指定の場所に駐車し、ガソリンスタンドでもらったレシートを営業所の方に見せて、その確認が取れたら車を降りて返却完了です。
返却完了したのが11時47分くらいで、11時51分発の新幹線に乗り遅れそうでした。
1年前の沖縄での出来事から何も学んでないですね・・・w

単純計算で2時間あれば余裕とか考えていたのですが、ゆとりを持って3時間の予約にしておいて正解でしたw
ともかく、久しぶりの運転で楽しかったです。

最後に
今回は、みんなの九州きっぷの特典の1つである駅レンタカー利用に関してでした。
土日にみんなの九州きっぷを使用する上でJR線から離れた場所への行きたいと思ったとき、レンタカー利用券を使用しておトクにレンタカーを借りてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。