JR九州の期間限定の乗り放題きっぷ「みんなの九州きっぷ」(2021年秋冬版)。
元が簡単に取れてしまう、超おトクなきっぷです。
このきっぷは購入方法が決まっているので、今回はきっぷを予約・購入して実際に受け取るまでの流れをまとめました。
「みんなの九州きっぷ」本券だけでなく、指定席券を受け取るまでの流れも載せています。
(追記)2022年(令和4年)3月まで延長となりました。
基本情報は、2021年秋冬版と同じです。
目次
ネットでの予約
「みんなの九州きっぷ」は、ネット予約限定のきっぷです。
以下は、ネット上の流れです。
今回はスマホで行いました(そのため、リンクのクリックは「タップ」と表記しています)が、PCでも(サイトのレイアウトが多少異なるくらいで)基本的に同じです。
購入ページへ
JR九州の当きっぷの紹介ページの中程にある「”みんなの九州きっぷ”購入はこちら」をタップすると、割引きっぷを検索するページに飛びます。
このページを下にスクロールすると「きっぷ名から探す」という項目があり、その一番下の「乗り放題きっぷ」のところに「みんなの九州きっぷ」があります。
「みんなの九州きっぷ」と書かれたエリアをタップすると、当きっぷの予約ページに行くことができます。
きっぷの選択
最初のページには、当きっぷの説明が書かれています。
土休日限定で、JR九州全線または北部九州の九州新幹線、特急列車、普通・快速列車に連続する2日間乗り放題となるきっぷです。
※一回の操作で、おとな・こどもあわせて4名分までご予約いただけます。(こどものみの予約はいたしかねます)
普通車指定席を6回までご利用いただけます。(インターネット列車予約では指定席の予約はできません)
きっぷ受取後、JR九州駅の「指定席券売機」または「みどりの窓口」にて予め指定席を受取ください(列車内ではいたしかねます。)。引用:きっぷ選択
注意事項には購入する上で重要なことが書かれているので、必ず読むようにしましょう。
きっぷの注意事項 ※必ずお読みください
- きっぷの有効開始日まで受取りができます。有効期間内であっても、有効開始日の翌日以降は受取リができません。この場合、払いもどしとなりますので、JR九州インターネット列車予約案内センター(0570-01-8814)にご連絡ください。
- こども用は、大人用と同時に購入し同一の行程を利用される場合に限り有効です。
※こども用単独ではお買い求めいただけません。- インターネット列車予約では指定席の予約はできません。指定席の予約・発行はJR九州の指定席券売機または駅窓口に限ります。
- きっぷの受取前【クレジットカード決済】であれば、1回に限り有効開始日の変更ができます。
※きっぷの有効開始日まで、変更後の乗車日の3日前までに限り、1回変更できます。
※きっぷの受取後は有効開始日の変更はできません。
【クレジットカード決済の場合】
ご利用開始日の1ヶ月前~3日前の23時まで発売します。
【コンビニエンスストア、銀行ATM、駅でのお支払いの場合】
ご利用開始日の1ヶ月前~3日前の22時30分まで発売します。また、お支払い期限がありますのでご注意ください。- JR九州インターネット列車予約から予約された「みんなの九州きっぷ」の受取り後は、JR九州の駅窓口でのみ払いもどしいたします。
〇乗車日/旅行開始日について
- 日曜日を旅行開始日とするきっぷはお買い求めいただけません。
(例)12/26(日)出発の場合
12/26(日)のみしか利用しない場合でも、同日を旅行開始日とするきっぷはお買い求めいただけません。
→乗車日を12/25(土)で選択し、12/22(水)※3日前までに予約・購入してください。
旅行開始日12/25(土)までに受取ください。引用:きっぷ選択
書いてある内容は、ほぼ以前の記事で説明した内容です。
ただ、一番最後の赤文字部分(「日曜日を旅行開始日とする・・・」の部分)は予約・購入の際に注意が必要なので、再度忠告しておきます。
更に下へスクロールすると「全九州版」と「北部九州版」の2つの選択肢があるので、購入したい方の赤背景部分をタップ(PC版は表の右側の「選択」をクリック)します。
今回は、「全九州版」を選択しました。
備考には、以下の内容が書かれています。
備考
- きっぷは駅窓口および指定席券売機でお受取りいただけます。
- 各種割引証による割引の取扱いはいたしません。
引用:きっぷ選択
JR九州Web会員サービスへのログイン
その次のページは、JR九州Web会員サービスのログイン画面となります。
ここで、JR九州Web会員サービスのメールアドレスとパスワードを入力します。
会員でない場合は、会員登録が必要(無料)となります。
乗車日・利用人数の選択
ログインを終えると、乗車日と利用人数を選択するページになります。
乗車日に関してはカレンダーから乗車日(旅行開始日)を選択することとなるのですが、設定期間外の日を選択して次に進もうとするとエラーとなります。
下の写真は、上の写真の「11月8日(月)」のまま進もうとした画面です。
土日限定のきっぷなので平日を選択できないのは当然ですが、注意事項に書かれているように日曜日だけの利用であっても土曜を開始日とするきっぷを購入しなければなりません(購入期限に注意)。
文化の日や勤労感謝の日も対象外なので、実質土曜日しか選択肢はありません。
他のきっぷと同じ様式を取っているのですべての曜日を選択できるようになっているのだと思いますが、少し不親切な気がします・・・。
支払い方法の選択
乗車日・利用人数を選択し終えたら、「お支払い方法の選択へ」をタップしてきっぷの支払い方法を選びます。
「クレジットカード」「コンビニ・ATM」「駅・窓口」のいずれかをタップして、ページの指示に従います。
23:00~05:30の間は、クレジットカードでの決済しかできません。
クレジットカード払いの場合
クレジットカード払いの場合、事前にJR九州Web会員サービスに支払いに使うカードを登録しておくと、「カードを選択してください」から選択するだけでいいので、大変便利です。
また、そのクレジットカード本体はきっぷ受け取りの際に使用することを覚えておきましょう。
クレジットカード払い以外の場合
「コンビニ・ATM」「駅・窓口」での支払いを選択すると、支払期限が表示されます。
その期限(時刻に注意)までに対象の店舗等で支払う必要があります。
ちなみに、JR九州は一応有人駅となっている駅でも駅員のいない時間のほうが長いなんてことが多いので、駅での支払いはあまりオススメしません。
最終確認・予約完了
そして、「予約内容の確認へ」をタップ(PC版では、「この方法で支払う」をクリック)すると、最終確認のページとなります。
この時点では、まだ予約は完了していません。
この画面には、購入しようとしているきっぷの種類や枚数、支払い金額や方法、たまるポイントが記載されています。
また、きっぷ受け取りに関する注意事項も書かれています。
JR九州の窓口等でしか受け取れないので、九州外に在住の方は注意が必要(特に、有効期間中の日曜日は受け取れないことは要注意)です。
その下の「必ずお読みください」の内容も必ず読むようにしましょう。
クレジットカード決済の場合
- 予約が完了すると、一括払いで決済されます。
- 通信状況や端末性能により操作が中断した場合、「予約確認・変更・払いもどし」で予約の状態をご確認ください。
- きっぷの受取前1回に限り、有効開始日の変更及び券種間の変更ができます。
- きっぷの有効開始日当日まで受取りができます。有効期間内であっても、有効開始日の翌日以降は受取リができません。この場合、払いもどしとなりますので、「JR九州インターネット列車予約案内センター(0570-01-8814)」(営業時間/8:00~20:00)にご連絡ください。
- 旅行開始前で有効期間内に限り、発売額から手数料を差し引いた額を払いもどします。
- 有効期間内であっても、旅行開始後は列車の運行不能・遅延等による払いもどしのお取扱いはできません。
- JR九州インターネット列車予約から予約された「みんなの九州きっぷ」の受取り後は、JR九州の駅窓口でのみ払いもどしいたします。
引用:列車予約サービス 列車予約 | 予約確認
クレジットカード以外の方法での支払いの場合
- 支払期限までにお支払いが確認できない場合、この予約は自動で取り消されますのでご注意ください。
- 通信状況や端末性能により操作が中断した場合、「予約確認・変更・払いもどし」で予約の状態をご確認ください。
- お支払い前の有効開始日の変更は一度予約を取消し(無手数料)の上、再度希望の日付でご予約ください。
- お支払い後の有効開始日の変更はできません。いったん払いもどしを行っていただいたのち、再度希望の日付でご予約ください。
- きっぷの有効開始日当日まで受取りができます。有効期間内であっても、有効開始日の翌日以降は受取リができません。この場合、払いもどしとなりますので、JR九州インターネット列車予約案内センター(0570-01-8814)にご連絡ください。
- 旅行開始前で有効期間内に限り、発売額から手数料を差し引いた額を払いもどします。
- 有効期間内であっても、旅行開始後は列車の運行不能・遅延等による払いもどしのお取扱いはできません。
- JR九州インターネット列車予約から予約された「みんなの九州きっぷ」の受取り後は、JR九州の駅窓口でのみ払いもどしいたします。
引用:列車予約サービス 列車予約 | 予約確認
最後に、「予約内容、注意事項を確認しました」にチェックを入れると、「購入(決済)する」(クレジットカード払い以外は「予約する」)のボックスがグレーから赤色に変化します。
これをタップすると、予約完了となります。
アンケートが表示されるかと思いますが、任意です。
答えたくない場合は、閉じても問題ありません。
この画面に、予約番号(クレジットカード払い以外の場合は、受取コード)などが表示されます。
予約番号などは、予約完了後に届くメールにも記載されています。
メールがちゃんと届いているかの確認をしましょう。
支払いに関する詳細は、JR九州のホームページにて紹介されています。

駅できっぷの受け取り
受け取り方
予約と支払いまで完了したあとは、「みどりの窓口」もしくは指定席券売機できっぷを受け取ります。
何度も記載しますが、有効期間中の日曜日には受け取ることができないので、利用開始日である土曜日までに受け取りましょう。
受け取り方法は、JR九州のホームページにて紹介されています。
このページにはきちんと書かれていませんが、指定席券売機は「予約したきっぷのお受け取り」から受け取ります。
そのあとは、画面の指示に従ってください。
個人的には、指定席券売機設置駅が近くにあるのであれば、指定席券売機で受け取ることをオススメします。
結構スムーズに受け取ることができます。
指定席券売機で設置されている駅は、JR九州のホームページで紹介されています(下記の引用情報はこの記事を書いたときのものであり、変更になっている場合があります)。
<指定席券売機のある駅>
- 九州新幹線各駅
- 小倉駅/黒崎駅/折尾駅/赤間駅/香椎駅/笹原駅/春日駅/水城駅/行橋駅/佐賀駅/長崎駅/佐世保駅/別府駅/大分駅/宇島駅/水前寺駅/宮崎駅/谷山駅
先ほども触れましたが、JR九州の有人駅は主要駅を除き無人の時間のほうが長いという駅が多いので、その点は注意が必要です(終日無人駅という駅も多いですし・・・)。
もっとも、JR九州のネット予約のきっぷやおトクきっぷなどすべてに言えることですけどねw
そう考えると、主要駅近くに住んでいない人に少し不便なきっぷなのかもしれませんね。
発券された切符類
下の写真は、今回受け取ったきっぷ類です。

順番に見ていきましょう。
ここでは、きっぷそのものだけに触れています。
特典の詳細やきっぷの利用条件等は、以前の記事をご参照ください。

まずは、「みんなの九州きっぷ」本券です。

このきっぷ1枚があれば、JR九州のあらゆる列車の普通車自由席を利用することができます。
もちろん、九州新幹線や在来線特急もです。
サイズで気づく方もいるかと思いますが、このきっぷは自動改札機に通すことができます。
なので、新幹線改札口はこのきっぷ1枚を通すだけで通ることができます。
2枚目が、特典券です。

3枚目が、B&Sみやざき利用券です。

4枚目が、レンタカー利用券です。

この利用券の活用方法は、別の記事にまとめています。

5枚目が、案内券です。

青春18きっぷなどは複数枚の案内券がありますが、少し複雑な部分もあるからか、一番最後の行には利用条件等はネットで調べることを促しています。
ご利用条件やご利用特典など「みんなの九州きっぷ」で検索ください。
あとは、任意で発券できる領収書、そしてクレジットカードでの購入なのでその明細書です。


指定席券の予約・受け取り
6回までは指定席を取ることができることになっている、みんなの九州きっぷ。
今回は全車指定席の列車に乗る予定がなかったので指定席を取らなくても問題ないのですが、とある列車のために指定席を取ることにしました。
それは、九州新幹線を走る列車です。
以前からこのブログで書いているように、九州新幹線の普通車指定席はかなり快適です。

普通は指定席料金がかかりますが、今回はタダで座席指定できるので、乗車する新幹線確定後に指定席を予約しに行きました。
普段はその指定席料金を払ってでも指定席を利用していますが、タダでアップグレードできるって良いですよね。
座席の指定は、みどりの窓口もしくは指定席券売機(設置駅は、前述参照)で行うことができます。
今回は、みどりの窓口で座席の指定をしました。

そのときに、本券に「★」が4つ印字されました。

指定席利用回数は改札の外に出なくてもそれぞれ1回とカウントされますが、新幹線改札内での乗り継ぎなどは合わせて1回となります。
日曜日に熊本駅の新幹線改札内で乗り換えすることになっているものの、絶対に必要な乗り換えではないからか、新幹線改札内乗り継ぎにはなりませんでした。


熊本駅までと熊本駅からのそれぞれの指定席券が発券されましたが、改札内乗り継ぎ対象のきっぷなら2つの座席指定が1枚のきっぷにまとまった指定席券になると思われます。
「鹿児島中央→新八代」と「新八代→新鳥栖」と分かれているのは、単に新八代駅で下車するからです。


新八代駅で下車するのは、みんなの九州きっぷの特典の1つである特別価格で利用できる駅レンタカーを利用するためです。

ちなみに、きっぷを使用中に佐賀駅にて追加で指定席券を発券(累計5回目)しました。
その際は、指定席券売機を使用しました。
指定席券売機の場合、一番最初の画面で「回数券等への座席指定」を選択、みんなの九州きっぷを挿入、あとは画面の指示に従って座席指定を行ってください。

どうやら指定席券売機で座席の指定を行うと、指定席券に「同時発券の切符と同時使用に限り有効」と印字されるようです。
券売機の種類によるのかもしれませんが、僕は券売機やきっぷ関係に詳しくなので本当のことは分かりません。
最終日に武雄温泉駅のみどりの窓口で指定席券を変更したのですが、そのきっぷには上記の印字がなされていませんでした。


指定席の予約は、1枚だけなら(慣れている人であれば)指定席券売機で問題ないと思いますが、複数枚の場合はみどりの窓口等で駅員さんに頼んだほうが楽だと思います。
指定席券売機での座席指定は少し面倒かもしれませんが、座席の埋まっている状況が確認しやすいので、より細かい座席の決め方ができる利点もあります。
僕の経験上、一度に複数の指定席の予約を取る場合、事前に紙のメモ帳などに希望の列車の情報(列車名と号数、時刻もあるとより良い)を記載して渡すとスムーズです。
最後に
今回は、みんなの九州きっぷの予約・購入・受け取りまでの流れでした。
発券以降は指定席券売機で行うことができますが、分からない・難しそうと感じたら駅員さんにお願いするのが一番だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
実際に使用したときの様子は別の記事にまとめていますので、こちらも良ければ読んでいただけますと幸いです。

