九州新幹線が2011年(平成23年)3月12日に全線開業してから今年で10年になります。
それを記念して、JR九州から記念きっぷが発売されました。
九州新幹線は僕にとって思い入れ深い路線なので、購入しました。
記念きっぷの購入は、改元記念きっぷ以来ですね。
このたび家にその記念きっぷが届いたので、さっそくレビューしてみました。
目次
九州新幹線全線開業10周年記念きっぷ
きっぷの概要
JR九州から以下の発表がありました。
九州新幹線(博多~鹿児島中央)が全線開業し 2021 年3月 12 日で 10 周年を迎えます。
日頃からご利用いただいているお客さまへの感謝の気持ちと、これからもご利用いただけるよ う願いを込めて、九州新幹線内の隣接する駅間の乗車券・新幹線自由席特急券と台紙をセットに して 1,010 セット限定で発売します。この機会にぜひお買い求めください。
10周年記念きっぷが数量限定で発売されます。
販売価格・セット内容
販売価格は、12000円です。
子ども用価格の設定はありません。
この価格には、郵送費なども予め含まれているようです。
記念きっぷには、以下の内容が含まれています。
- 九州新幹線の博多・鹿児島中央間の隣接する駅間の企画乗車券(乗車券・新幹線 自由席特急券のセット券)11 区間
- 記念台紙
この企画乗車券は、博多・新鳥栖間から川内・鹿児島中央間の全11区間あり、1区間あたり1010円とのことです。
この1010円というのは、九州新幹線のどの区間よりも安いです。
参考までに、九州新幹線の各区間の運賃および自由席特急料金を記載しておきます。
区間 | 運賃(円) | 自由席特急料金(円) | 合計(円) | |
博多 | 新鳥栖 | 570 | 870 | 1440 |
新鳥栖 | 久留米 | 230 | 870 | 1100 |
久留米 | 筑後船小屋 | 380 | 870 | 1250 |
筑後船小屋 | 新大牟田 | 380 | 870 | 1250 |
新大牟田 | 新玉名 | 480 | 870 | 1350 |
新玉名 | 熊本 | 570 | 870 | 1440 |
熊本 | 新八代 | 660 | 870 | 1530 |
新八代 | 新水俣 | 860 | 1260 | 2120 |
新水俣 | 出水 | 380 | 1260 | 1640 |
出水 | 川内 | 660 | 1260 | 1920 |
川内 | 鹿児島中央 | 950 | 870 | 1820 |
書いてて思ったのが、肥薩おれんじ鉄道と並行している区間は特定特急料金ではないので高く感じますね。
きっぷ代は、
1010 × 11 = 11110 円
なので、残りの約900円が記念台紙や郵送費になると思われます。
購入方法
購入方法ですが、12000円を事務局の方に現金書留で送ることになっています。
ネットでの販売等は、行わないようです。
【申込み先】
〒812-8566
福岡市博多区博多駅前3丁目25-21
JR九州 営業部「九州新幹線全線開業 10 周年記念きっぷ」事務局
電話番号:092-474-0278
このときの依頼主の住所に、記念きっぷなどが届くことになっています。
きっぷの効力
きっぷの効力などは実際に届いたものの文面に書かれているので、下の開封レビューをご参照ください。
その他
その他詳細は、公式の告知でご確認ください。
先着順での販売で、1010セット達成した際はJR九州の「ご案内」でお知らせするようです。
1010セットということなので割とすぐに達成するのかなと思っていたのですが、2月中に達成のお知らせが出ることはありませんでした。
意外と購入する人が少ないんですかね。
こういうご時世というのもあるかもしれませんが、きっぷの有効期限がかなり長いことを考えると、そもそも買いたいと思う人が少ないと考えるべきなのでしょう。
開封レビュー
2021年(令和3年)2月13日(土)に現金書留で送りました。
現金書留が初めての経験だったので、専用の封筒があるのを知りませんでしたw
勉強になったので、良いんじゃないですかね(棒)
同月28日(日)のお昼、家に届きました。
レターパックプラスで届きました。

前日の27日に博多北郵便局から郵送されてきたようです。
開封してみると
ゆうパックから中身を取り出すと、袋に入った記念台紙が目に入りました。

裏を見ると、ご利用案内が見えました。

書いてある内容は、後ほど詳しく。
記念台紙
まずは、記念台紙です。
表紙は、このようになっています。

中央に書かれた「ともに駆け抜けた10年 そしてこれからも・・・」という文が、泣けてきますね。
裏表紙は、このようになっています。

記念台紙の中身ですが、JR九州の告知では「中には新幹線にまつわる写真が複数掲載」となっていたのですが、九州新幹線の各駅のことも書かれていました。
当ブログでおなじみの鹿児島中央駅が西鹿児島駅だった時代の写真、初めて見ました。
そして、各ページには記念きっぷがポケットに入っています。
記念きっぷ
記念台紙の中に入っているきっぷを取り出してみました。

このように、全11区間分の乗車券・新幹線自由席特急券があります。
硬券を手にした事自体初めてなのですが、まあまあ硬いなと感じました。
普通のきっぷと違って全然曲がらないので、扱いには注意が必要そうです。
裏面は、下の写真のような感じです。

左右に書かれた「0343」は、おそらく発券された順番でしょうね。
最後の人が、「1010」となることでしょう。
僕は、発表されて少し経ってから現金書留を送っているのですが、それでも300番台というのは意外でした。
余談ですが、記念台紙から取り出したきっぷを再び戻すのは、僕が不器用ということもあり苦労しましたw
利用案内
最後に、利用案内です。
冒頭に発送までに時間がかかったことに対する謝罪があるとは、律儀ですね。

きっぷの利用方法など
きっぷの裏面や用紙に利用方法などが書かれていますが、少しまとめてみました。
この記念きっぷは硬券なので、自動改札に通すことが出来ません。
そのため、有人改札を通る必要があります。
隣同士の駅間のきっぷではありますが、2枚以上組み合わせて利用できるみたいです。
これは大きいと思います。
通常の乗車券でもこのような使い方が可能で、特定の駅でわざと分割することで運賃が安くなる区間も存在します。
ただ、先ほど1010円は安いと記載しましたが、より多くのきっぷを組み合わせるほど損すると思うので、出来るだけ短区間で利用したほうが良さそうです。
博多・鹿児島中央間の場合
通常の値段(自由席) | 5610円(運賃)+ 4500円(自由席特急料金) = 10110円 |
九州ネット早得7(指定席) | 7850円 |
記念きっぷ11枚の 組み合わせ(自由席) | 1010円 × 11枚 = 11110円 |
乗車できるのは新幹線の自由席のみで、指定席券やグリーン券を買ったとしてもダメみたいですね。
九州新幹線に使われている車両は指定席のほうが良いと言ってきましたが、これは仕方ないので我慢します。
隣の駅までなら、大して気にならないと思いますからね。
実際に使用してみた
実際に使用した時のことをまとめた様子は、こちらの記事にまとめています。


最後に
今回は、九州新幹線の記念きっぷでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。