青春18きっぷは特急列車を使えない(例外あり)以上、場所によっては1回の乗り遅れで大変なことになってしまうことがあります。
都市圏は列車の本数が多いのでなんとかなると思いますが、本数の少ない地方路線で乗り遅れると計画が崩れることもしばしば。
今回は、僕たち3人が島根県出雲市で味わった過酷な乗り換えと青春18きっぷ旅の恐ろしさについてです。
目次
出雲大社前駅を出発
出雲大社の参拝を終え、これからJR出雲市駅へ戻ります。
7時35分ごろ、出雲大社前駅(島根県出雲市)を出発しました。
その後、川跡駅(島根県出雲市)で乗り換えて電鉄出雲市駅に向かいました。
4日目の全てがかかった乗り換え
7時57分ごろ、電鉄出雲市駅に到着しました。1分ほどの遅延です。
ここからJR出雲市駅(島根県出雲市)に移動するのですが、次に乗る予定の列車の発車時刻は8時4分。
乗り換え時間は7分しかないのです。
しかも、遅延により乗り換え時間が予定の8分よりも短くなってしまったのです。
電鉄出雲市駅とJR出雲市駅は少し離れています上に、JR出雲市駅にロッカーに預けているキャリーバッグも取らなければなりません。
なぜこの乗り換えが重要なのかというと、この乗り換えを失敗すると4日目の最終目的地である佐伯駅(大分県佐伯市)に青春18きっぷだけではたどり着けなくなってしまいます。
これは山陰地方と日豊本線の普通列車及び快速列車の本数の少なさによるものです。
上の画像は計画段階のものですが、8時4分発の快速アクアライナーに乗り遅れるとこのルートでは絶対に佐伯駅にたどり着くことは出来ません。
益田駅から山陰本線経由で行けばなんとかたどり着くことはできるのですが、待っているのは乗り換え地獄です。
しかも、1回も乗り換えの失敗は出来ず、遅延などで接続しなかった場合はそこでゲームオーバーです。
列車の遅延は予測できないので運ゲーになってしまうのです。
もちろん、青春18きっぷのルールである普通列車及び快速列車にしか乗ることが出来ないという制約を無視すれば何も困ることはありません。
青春18きっぷだからこそ起きたことなのです。
電車から降りてすぐに改札を出て、階段を駆け下り、JR出雲市駅のロッカーまでダッシュしました。
到着後、急いで駅のロッカーからキャリーバッグを取り出して、出雲市駅の有人改札へ向かいました。
そして、3人分のスタンプを押していただき、入場しました。
こういうときに限って、2枚のきっぷが必要だったりするんですよね。
なんとか予定通り出雲市駅を出発
ホームに着きました。そこには列車が停まっていました。なんとか間に合いました。
次に乗るのは、益田行きの快速アクアライナーです。
今回乗ったキハ126系気動車は、石見神楽のラッピングがなされていました。
8時4分ごろ、JR出雲市駅を出発しました。
4日目の青春18きっぷでの旅の始まりです。
列車はしばらく日本海沿いを走ります。
日本海は綺麗ですね。
日本海側に行くこと自体が少ないので、貴重な体験となりました。
ただ、沿岸にゴミが打ち上げられていましたw
島根県出身の友人曰く、お隣の韓国からの漂流物が多いのだとか。
韓国と島根県といえば、竹島の問題が上げられるでしょう。
この領土問題はいつ解決するのでしょうか。
ちなみに、日本では「竹島」、韓国では「トクト(独島/독도/Dokdo)」と呼んでいますが、他国では「リアンクール岩礁(Liancourt Rock)」と呼ばれることが多いそうです。知っていましたか?
途中、大田市駅(島根県大田市)に停車したのですが、駅のホームには下の写真のような看板がありました。
大田市駅のある島根県大田市には、2007年(平成19年)に世界文化遺産に登録された石見銀山遺跡があります。
大田市駅のホームの看板は、それを記念したものなのです。
世界遺産のおける登録名は「石見銀山とその文化的景観(Iwami Ginzan Silver Mine and its Cultural Landscape)」(ID:1246)です。
この旅では訪れませんでしたが、いつか絶対訪れようと思います。
益田駅に到着
10時44分ごろ、益田駅(島根県益田市)に到着しました。
この駅からは山口線に乗り換えて山陽本線の新山口駅を目指します。
次の列車まで時間があるので、お昼にも近いですが朝食をとることにしました。
3人で途中下車をして、改札の外にあるセブン-イレブンおみやげ楽市益田店で朝食とするものを購入、近くのベンチで食べました。
出雲市駅での乗り換えの件があったので、かなりお腹が空いていました。
最後に
今回無事に乗り換えることが出来たので良かったのですが、朝からヘトヘトになってしまいました。
一畑電車ではなくタクシーで行けばこのようなことはなかったとは思いますが、交通費が高くなってしまうと恐れた結果このような慌ただしいことになってしまいました。
これは、今回の旅における反省点の1つとなりました。
そして、いい経験にもなりました。
こういうことがあるから旅は面白いですよね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。