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関門海峡を徒歩で渡って楽しさUP!関門トンネル人道を通ってみた

地面に書かれた県境の印
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福岡県北九州市と山口県下関市の間にある、関門海峡。

この海峡を渡る手段は、関門橋(関門自動車道)、関門トンネル(国道2号)、関門トンネル(山陽本線)、新関門トンネル(山陽新幹線)など様々ですが、皆さんは徒歩で渡ることができることをご存知ですか?
関門海峡には自動車や鉄道用のトンネルや橋に加えて、「関門トンネル人道」という歩行者専用の関門トンネルがあります。

今回は、関門トンネル人道を使って九州から本州へ渡りました。

関門トンネル人道の概要

このトンネルは、福岡県北九州市と山口県下関市を結ぶ歩行者用の関門トンネルです。

車道の関門国道トンネル(国道2号)の真下にあるため、人道も国道2号となっています。自転車歩行者道扱いとのこと。
関門トンネル人道には、関門国道トンネルでの緊急時における避難経路としての役目もあります。

軽車両(自転車など)や原動機付自転車でも通行できますが、エンジンを切った上で押して通行する必要があります
要するに、普通の歩道と同じ感じです。
車校に通ったことがある方なら、聞き覚えのあるフレーズなのではないでしょうか。
乗ったまま通行しようとすると、注意のアナウンスが流れる仕組みになっています。
大人しく押して通りましょう。

また、軽車両や原動機付自転車で通行する場合は、20円を払う必要があります。
運賃箱は、各出入口付近にあります。

長さは約780mで、通行可能時間は6時から22時となっています。
徒歩の場合、約15分で反対側に着きます。

いざ地下へ

和布刈神社の向かい側に、関門トンネル人道入口(門司側)があります。

今回は徒歩なので、通行料を払う必要はありません。

門司側の関門トンネル人道入口

中に入るとエレベーターがあり、トンネルのある地下に行くことができます。

エレベーターで地下に行くと、少し広いスペースがあります。
「関門トンネル開通60周年」とか書かれた柱や、門司側の記念スタンプがありました。

「関門トンネル開通60周年」とか書かれた柱門司側の記念スタンプ

エレベーターから向かって左側にトンネルが続いています。

門司側から見た関門トンネル人道海底方面

上の写真をよく見ると、下り坂になっています。
これから更に下り、関門海峡の下をくぐっていきます。

門司側の記念スタンプを押した後、下関方面へ向けて歩き始めました。

トンネル内

この関門トンネル人道内は、原則右側通行です。
小学校などの廊下と同じですね。
厳密な決まりではないため追い越す際などに左側に行ってもそこまで問題はないと思いますが、スムーズに通行するために基本的に右側通行するほうが良いと思います。

前述のように、このトンネルのちょうど真上は関門国道トンネル(国道2号)なので、自動車の音も聞こえました。

このトンネルは、観光客はもちろんのこと、ウォーキングやジョギングをしている人が多いように感じました。
トンネルの長さが約780mで日差しや雨などの心配をする必要がないため、ちょうど良いコースなのかもしれません。
僕も近くに住んでいたら、このトンネルでジョギングをしていたことでしょう。

九州と本州の境

約5分後、九州(福岡県北九州市)と本州(山口県下関市)の境界に着きました。
道路には福岡県と山口県の境の印と県名が書かれており、壁には本州と九州の境目であることが英語で書かれています。

地面に書かれた県境の印 壁に書かれた県境(地方の境目)を表すイラスト

本州と九州の境目であることを示す案内板の反対側には、関門トンネルの歴史や構造についての案内があります。

関門トンネルのご案内

日本語のみならず、英語、中国語、韓国語でも説明が書かれています。
最近では、4ヶ国語で書かれている場所が随分増えましたよね。

右下の図に描かれているように、関門トンネル人道の真上は関門トンネル(自動車用)で、左右には新鮮な空気を送るスペースがあります。
空気を送らないと、トンネル内で酸欠になってしまいますからね。

ちなみに、JR在来線用の関門トンネルと山陽新幹線用の新関門トンネルは、このトンネルとは少し離れた位置にあります。

というわけで、本州に入りました。

下関側から見た地面に書かれた県境の印 出口までのそれぞれの距離

このトンネルも残り400m、下関側の出口まであと半分といったところでしょう。
少し下関側の方が長いようですね。

地上に到着

下関側のエレベーター付近に着きました。
今来た道を見ると、こんな感じです。
と言っても、門司側とさほど風景は変わりませんが。

下関側から見た関門トンネル人道海底方面

門司側と同じように、ここにも下関側の記念スタンプがありました。
門司側と下関側の2つのスタンプを合わせることで、1つの丸いスタンプになります。

下関側の記念スタンプ 門司側と下関側両方のスタンプを合わせた状態

今回は2つのスタンプが少し離れてしまい、綺麗な丸いスタンプにすることは出来ませんでした。

スタンプを済ませたあと、エレベーターを使い山口県下関市側の地上に出てきました。
出入り口の雰囲気は、門司側も下関側もあまり変わらないようですね。

下関側の関門トンネル人道入口門司側と同じような風景ですが、下関側です

これで、きちんと本州に上陸しました。

最後に

今回は、関門トンネル人道を通って九州から本州へ渡りました。

関門海峡を渡る手段は新幹線、在来線、自動車(関門トンネルと関門橋)など様々な方法がありますが、こうして自分の足で渡るのは新鮮ですね。

福岡県北九州市もしくは山口県下関市を訪れた際は、是非徒歩で関門海峡を渡ってみてください。
自分の足で県境をまたぐと、また1つの思い出になるのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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