待ちに待ったこの日が来ました。
いよいよ5日間の青春18きっぷを使った旅が始まります。
僕が計画した複数人で行く旅行は、これが初めてでした。
今回は、1日目をまとめています。
初日最大のイベントは、青春18きっぷでの合流かもしれません。
早朝の鹿児島中央駅からの旅のスタート
2019年(平成31年)3月9日、土曜日。
ここは、鹿児島県鹿児島市の鹿児島中央駅です。
よく利用する駅ですが、こんな朝早くに来たのは初めてです。
エスカレーターの反対側の端の階段に営業時間があったことを初めて知りました。
とりあえず、駅近くのコンビニで食料調達をしました。
1日目の朝食となります。
まさか5日間で一番食べた朝食になるとは思いもしませんが・・・、それについてはまた改めて。
駅に戻り改札の付近を見ると、ほとんど人がいませんでした。
この駅で自動券売機に誰もいない風景も初めて見ました。
それだけ朝早くに来たということです。
お客さん自体はチラホラいましたが、主要駅とは思えないような風景でした。
みどりの窓口もまだ空いていません。
在来線のりばは通ることができますが、新幹線のりばはまだ通れないようでした。
在来線のりばも早すぎて駅員さんがいないので、自動改札は通れても有人改札は通れない状態でした。
通常の場合、青春18きっぷ利用者は駅員さんにスタンプを押してもらう必要があるので、今の僕は改札を通れません。
まだ発車時刻まで時間があるので、困ることはないですが。
しばらくすると、駅員さんがやって来ました。
鹿児島中央→隼人(途中下車)→吉松
まずは1人での旅のスタート
今回は3人での旅行になるのですが、全員が同じスタート位置ではありません。
なので、まずは僕1人でのスタートとなります。
駅員さんにきっぷの1日目のところに「3月9日」のスタンプを1つ押していただき、改札を通りました。
最初の記念すべき写真なのに、ボヤケてしまいましたw気づいたときには既に遅し・・・。
購入した青春18きっぷの1枚目が有効となりました。
鹿児島中央駅のホームに着きました。
鹿児島中央駅は鹿児島県の主要駅で、地元の人々は「中央駅」と呼ぶことが多いです。
現在鹿児島に住んでいる僕も、普段は「中央駅」と呼んでいます(さすがに当ブログでは略称は使いません)。
日本最南端の新幹線停車駅であり、九州新幹線が部分開業するまでは「西鹿児島駅」という駅名でした。
さて、初めに乗る電車は鹿児島中央駅を出る宮崎方面の最初の電車です。
普通列車なんですが、なんとこの列車は2つ隣の竜ケ水駅(鹿児島県鹿児島市)には止まりません。
竜ケ水駅は特急停車駅ではないのでこの次の特急きりしまはもちろん止まりませんし、その次の6時27分発の列車も止まりません。
竜ケ水駅は、SUGOCAの鹿児島エリア内なのに交通系ICカードが使えないなど結構不遇の駅ですね。
まあ、利用者が少ないので仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。
竜ケ水駅にはとある記念碑があるのですが、それについてはまた後日。
最初に乗る予定の電車が到着しました。
JR九州ではお馴染み、817系電車です。
年に何度この電車に乗っていることか・・・、毎度お世話になっています。
福岡県などの九州北部ではこの日の約1週間後の3月16日に最新の821系電車が運用開始されましたが、九州南部のこの地域ではまだまだこの列車が活躍していきそうです。
というか、九州南部を走る列車は九州北部で使われなくなった列車を使用したものが多いように感じます。
現在の特急きりしまなどは、九州新幹線全線開通に伴うダイヤ改正の際にそれまでの485系電車から783系電車の特急かもめ5両編成や787系電車の特急有明4両編成に置き換えられたくらいですから。
ちなみにこの電車、朝早くではあったものの意外と乗る人は多かったです。
定刻通りの5時39分ごろ、鹿児島中央駅を出発しました。
いよいよ旅のスタートです。
隼人駅到着・最初の途中下車
6時12分ごろ、隼人駅(鹿児島県霧島市)に到着しました。
鹿児島中央駅を出たときには暗かった空もだいぶ明るくなって来ました。
ここでは約1時間待たないといけないので、途中下車してゆっくりしたいと思います。
青春18きっぷを駅員さんに見せて、この旅では最初の途中下車しました。
駅は、こんな感じです。
駅舎自体はそこまで大きくありません。
また、駅は出たところには隼人が西郷隆盛ゆかりの地であることを示す看板も立っています。
近くに神社があるので散策しようと思ったのですが、時間までに帰ってこれないかもしれないのでやめました。
なので、駅構内の待合室でゆっくりすることにしました。
また、この先合流予定の友人がきちんと列車に乗ることが出来ているかなどの確認もしました。
隼人駅再入場
発車の時間も近づいてきたので、駅員さんに青春18きっぷを見せて再入場しました。
改札側(3番のりば)には下の写真のような横断幕がありました。
これは全然知りませんでした。
普段日豊本線を利用するときにはただ通り過ぎる駅に過ぎないのですが、ゆっくり駅を見るとこのような発見もあるものです。
ちょうどその時宮崎方面から特急きりしまが来ました。
その列車は噂の「ワンマン特急」でした。
と言っても、僕は何度も利用したことがあるので驚きはしないのですが。
ただ、「ワンマン」となっているのに車掌室に乗務員いるんですけどね。
このことについても、後日書こうと思います。
跨線橋で渡り、2番のりばに止まっている列車に乗りました。
ここからは、キハ47系気動車に乗って肥薩線で吉松駅に向かいます。
この旅行で最初の気動車ですね。
この列車は、肥薩線で吉松駅に向かい、そこから吉都線で終点の都城駅まで行きます。
ちなみに、隼人駅から都城駅へ行く場合、一般的には日豊本線経由の列車を利用するのが普通です。
運賃も所要時間も日豊本線経由の列車の方が良いからです。
ただ、鹿児島中央駅の列車案内や時刻表だとその違いが少しわかりにくいような気がします・・・。
僕以外にも旅行で肥薩線を利用する方が2人いました。
この方々は、後に熊本駅まで同じ列車に乗り続ける青春18きっぷ利用者でした。
この時はだいぶ日が昇っていました。とても綺麗ですね。
歴史ある路線・肥薩線
7時6分ごろ、吉松駅を出発しました。
このような風景を見ると、旅って感じがしますね。
ここから先は険しい区間が続きます。
さては、先ほど紹介したように「日本の20世紀遺産20選」に選定された肥薩線は、歴史ある路線です。
現在の隼人駅と吉松駅の間の区間が開業したのは1903年(明治36年)です。
そのため、一部の駅舎はその当時のままです。
大隅横川駅(鹿児島県霧島市)と嘉例川駅(鹿児島県霧島市)は開業当初からの木造建築の駅舎となっており、2006年(平成18年)に国の登録有形文化財になっています。
吉松駅に到着・途中下車
隼人駅から約1時間乗車しましたが、終点の吉松駅が近づいてきました。
8時10分ごろ、吉松駅(鹿児島県姶良郡湧水町)に到着しました。
2両編成でこの駅まで来ましたが、ずっとガラガラでした。
駅員さんに青春18きっぷを見せて、途中下車しました。
ちなみに、僕の他にも同じ列車から降りた方が2名いたのですが、どちらの方も青春18きっぷ利用者でした。
青春18きっぷでの合流
この駅では、吉都線経由で宮崎・都城方面から来る友人2人と合流する駅にしていました。
青春18きっぷでの合流は改札の外で行わなければならないので、駅の外で待つことにしました。
駅を出て少しすると、都城発・吉松行の列車が入線してきました。
そして、改札の外で友人2人と合流しました!
高校卒業以来なので、約1年ぶりの再開でした。
久しぶりの再開だったので、いろいろな話で盛り上がりました。
列車の発車時間が近づいてきたので、吉松駅に再入場することにしました。
ここからは3人で乗るので、吉松駅の駅員さんに再入場の際に追加で2つスタンプを押してもらいました。
青春18きっぷでの合流について、詳しくはこちらの記事にまとめています。
青春18きっぷにおいて何かと苦労する鹿児島県と宮崎県
ところで、鹿児島県と隣接する宮崎県は青春18きっぷにおいて少し孤立したようなエリアになってしまっています。
なぜなら、隣の熊本県や大分県に青春18きっぷで移動するのが大変だからです。
まず、鹿児島県と熊本県を見てみましょう。
この2県を鉄道で行き来する手段は「九州新幹線」「肥薩おれんじ鉄道」「肥薩線」の3つがあるのですが、青春18きっぷという縛りを入れると肥薩線だけになるのです。
青春18きっぷでは新幹線には乗ることが出来ないため、九州新幹線は利用できません。
また、肥薩おれんじ鉄道は(かつてはJR鹿児島本線でしたが、今では)JR線ではないので、青春18きっぷを使って利用することは出来ません。
残った肥薩線ですが、そのうち鹿児島県と熊本県をまたぐ(正確には宮崎県が間に入る)吉松・人吉間(いわゆる「山線」)の列車は1日に3往復しかありません。
つまり、それだけ自由な移動が出来ないのです。
次に、宮崎県と大分県を見てみましょう。
この2県を鉄道で行き来する手段は「日豊本線」のみですが、県境をまたぐ延岡・佐伯間を結ぶ普通列車は1日に1.5往復しかありません。
特急列車は上下線ともに約1時間おきに設定されていますが、青春18きっぷでは特急列車に乗れません。
これが有名な宗太郎越えです。
ちなみに、青春18きっぷでの宗太郎越えは、この旅行の最終日に行いました。
このように、(JRで繋がっていない沖縄県を除いて)日本の端にある鹿児島県と宮崎県は、青春18きっぷという制約がかかると予定を組むのが大変になってしまうのです。
まあ、北海道も北海道新幹線というある意味厄介な存在はありますが・・・。
吉松→人吉(途中下車)→八代→熊本
肥薩線で鹿児島県から熊本県へ
話を戻しましょう。
吉松駅からは、3人での行動になります。ここからさらに肥薩線で北上していき、熊本駅を目指します。
まずは人吉行きの列車に乗りました。先ほど書いた吉松・人吉間の3往復のうちの1つです。
8時46分ごろ、吉松駅を出発しました。
肥薩線は戦前からある高低差の激しい路線です。
鉄道は坂に弱いため、ただ単にレールを敷いても列車が登ることが出来ません。
そこで「スイッチバック」「ループ橋」というものが利用されました。
肥薩線は、それらを体験することのできる貴重な路線なのです。
9時44分ごろ、人吉駅(熊本県人吉市)に到着しました。
次の列車まで少し時間があるので、途中下車をして人吉駅周辺を観光しました。
今回の旅の第1関門突破
次は八代行きの列車に乗りました。
10時14分ごろ、人吉駅を出発しました。
ここからは逆に山を降りていきます。
球磨川と並行しているのですが、とてもきれいな川です。
11時32分ごろ、八代駅(熊本県八代市)に着きました。
肥薩線を全区間乗車したことになります。
スイッチバックやループ橋を含むこの旅行の肥薩線での出来事は、こちらの記事を参考にしてみてください。
肥薩線を制覇して、ここから先は鹿児島本線なのでしばらくは安泰です。
油断できない乗り換え
八代駅のファミリーマートのメインカラーは茶色なんですね。
京都では見たことあったのですが、これには意味があるのでしょうか。
僕には分かりません。
分かる方、ぜひ教えて下さいw
さて、呑気に写真を撮っていたのですが、乗り換え時間が4分しかないのを忘れてましたw
八代駅で熊本方面の電車に乗り換える必要があるので、急いで階段を駆け上がり次の列車に向かいました。
キャリーバッグもあったため、少し焦りましたw
キャリーバッグの中身は着替えなので特段重いわけではありませんが、流石に焦りました。
肥薩線のように一回の乗り遅れたら何時間も待たなければならないということはないにしても、その分時間を無駄にしてしまいますからね。
遂に来てしまったロングシート
八代駅からは、815系電車で熊本方面へ行きます。
この電車は鳥栖駅まで行きますが、途中の熊本駅で降ります。
さて、この815系電車の座席はロングシートとなっています。
ここまで列車の座席はクロスシートやボックスシートでしたが、遂にロングシートの列車です。
通勤・通学などでは別に気にしないのですが、観光にロングシートは合わない、僕はそう思っています。
そう思う理由については、こちらの記事に書いています。
どうでもいいことですが、前面のデザインは815系電車よりも813系電車の方が好きです。
11時36分ごろ、八代駅を出発しました。
この旅では、初めての複線区間になります。
大したことではないのですが、ようやくここまで来たかと思ってしまいました。
山の中が続いたので、町並みや田畑の風景が新鮮に感じました。
熊本駅に到着
12時14分ごろ、熊本駅(熊本県熊本市)に着きました。
今回の旅の最初の目的地でもあります。
ここまで様々な青春18きっぷユーザーと同一経路でしたが、僕たちは熊本駅で途中するのでここでお別れです(と言っても全く話していませんが)。
彼らは青春18きっぷでできるだけ遠くに行こうとしているのでしょうか。
それはわかりません。
熊本駅は九州新幹線の駅でもあり、鹿児島中央駅から最速で1時間もせずに着きます。
しかし、今回は青春18きっぷで7時間弱かけてこの駅にやってきたのです。
なかなか苦労するものです。
降りたホームの奥には「特急A列車で行こう」が止まっていました。
青春18きっぷを駅員さんに見せて3人で有人改札を通り、熊本駅を途中下車しました。
ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
最初の目的地・熊本
駅のロッカーを利用
しばらくの間この熊本市の観光をするのですが、キャリーバッグもあるためこのままでは移動が不便です。
そこで、熊本駅にあるロッカーを利用することにしました。
自力で探そうとしたのですが、なかなか見つけられませんでしたw
新幹線改札口の駅員さんに尋ねて、ようやく場所がわかりました。
さて、駅のロッカーを利用するのは初めてなのですが、高いんですね・・・w
ちょっとぼったくりな気もしますが、仕方ありません。
今まで使ったことがなかったから知らなかったんですけど、SUGOCAをロッカーの支払いだけでなく証明書代わりにするんですね。
昼食・熊本ラーメン
ちょうどお昼時でお腹が空いてきた頃なので、ここで昼食を取ることにしました。
せっかく熊本に来たのだから熊本で有名なものを食べようということになり、熊本ラーメンを食べることにしました。
今回は、熊本駅構内にある肥後よかモン市場内の「とんこつラーメン 一杢」で熊本ラーメンをいただきました。
ちなみに、支払いは最初SUGOCAでしようと思ったのですが、現金で払いました。
理由としては、小銭が全然なく、せっかくのタイミングなので紙幣を崩そうと思ったからです。
熊本市電で熊本城へ
昼食も食べ終わったので、これから熊本の名所の一つ・熊本城に向かいました。
熊本城までは、熊本市電を使って行きました。
熊本駅前電停から乗換なしで熊本城の近くまで行けるようです。
ちなみに、熊本市電に乗ること自体は初めてではないのですが、小学生になる前のことなのでほとんど覚えていません。
更に、路面電車は他にも江ノ島電鉄(江ノ電)と札幌市電に乗ったことがある(らしい)のですが、これらも乗ったのは幼いときなのであまり覚えていません。
なので、実質鹿児島市電以外では初めての路面電車の乗車になります。
13時7分ごろ、熊本駅前電停を出発しました。
現在は僕は鹿児島に住んでいるのでよく鹿児島市電を利用するのですが、今回熊本市電を利用して色々気づいた点がありました。
それについては、こちらの記事にまとめています。
13時22分ごろ、熊本城・市役所前電停に着きました。
熊本城は、ここから西に向かったすぐのところです。
熊本城を観光
電停を降りて電停横の信号を渡ると、熊本城が見えてきました。
熊本城は、熊本地震で大きな被害を受けました。
詳しくは、こちらの記事に書いています。
1回目の予定の狂い
実は、熊本城を出た時点で本来熊本駅から乗る予定だった列車の発車時刻は過ぎていました。
予定通りにすると熊本城をゆっくり観光を出来ないことに気づき、乗る列車を変えたのです。
熊本駅から乗る列車は14時15分発車予定の列車としていましたが、15時15分の列車までに間に合えば問題ないことが分かりました。
なので、その列車を乗ることにして、その分ゆっくり熊本城を観光したのです。
結果として、熊本城の観光時間が約1時間増えました。
詳細は、こちらの記事に書いています。
熊本市電の優しさ(?)
熊本城の観光が終わり、熊本市電の熊本城・市役所前電停に戻ってきました。ここから熊本駅前電停に戻ります。
さて、熊本市電にはA系統とB系統の2つの路線があります。
熊本城・市役所前電停はどちらの系統の電停なのですが、熊本駅前電停はA系統の電停です。熊本駅に向かうのであれば、A系統の列車に乗る必要があります。
しかし、間違えてB系統の列車に乗ってしまいました。きちんと前面の行き先やカラー(A系統が赤、B系統は青)を見ていませんでした。
辛島町電停で乗り換えればいいのですが、運賃を無駄に支払わないといけないと思っていました。
なぜなら、現在住んでいる鹿児島市を走る鹿児島市電は、1系統と2系統が同一区間である鹿児島駅前電停・天文館通電停間で異なる行き先の列車に乗車しても、分岐する高見馬場電停で乗換券を受け取ることは出来ません(ICカード乗車券「ラピカ」でも乗り換え扱いになりません)。
ですから、このような場合もう一度運賃を払わなければなりません。
しかし、熊本市電は違いました。乗換券を発行していましたし、交通系ICカードでは乗り換え先の列車では運賃が引かれていませんでした。
これは、本当にありがたいですね。
こんなこともあり、15時2分ごろに熊本駅前電停に着きました。
熊本→鳥栖→肥前山口→武雄温泉
熊本駅を出発
熊本駅に戻ってきました。
ロッカーに預けていたキャリーバッグを取りに行き、それから3人で改札を通りました。
15時14分ごろ、鳥栖行きの電車が到着しました。
今回乗ったのは、この旅行2回目となる817系電車です。
15時15分ごろ、熊本駅を出発しました。
これで、予定の大幅な変更はとりあえず免れました。
ここからは、鹿児島本線を北上して鳥栖駅まで向かいます。
沿線の風景
列車から外の風景を見ると、様々な光景に出会います。
これも列車を使った旅の醍醐味でしょう。
長洲駅(熊本県玉名郡長洲町)には金魚のオブジェがありました。
3mほどはありそうです。
九州新幹線も乗り入れる筑後船小屋駅(福岡県筑後市)では、多くの方が乗車してきました。
駅のホームには、福岡ソフトバンクホークスの広告がありました。
近くには「タマホームスタジアム筑後」があり、そこには大勢のファンがいました。
この日、試合とかでもあったのでしょうか。
僕はあまりプロ野球のことは詳しくないので、わかりません。
この全員が筑後船小屋駅を利用したとは思いませんが、スタジアムの近くなのでそれなりに駅利用者がいるのではと思ったのですが・・・。
普段はもっと少ないのでしょうね。
そうでなければ、新幹線ホームの駅員配置を廃止するなんてことはしませんからね。
久留米駅(福岡県久留米市)を過ぎると、筑後川を渡りました。
ここからは佐賀県です。
鳥栖駅に到着・乗り換え
16時49分ごろ、鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)に到着しました。
ここからは長崎本線に乗り換えます。
本来この駅での乗り換え時間は30分以上確保していて少しゆっくりする予定だったのですが、予定よりも遅くなってしまったので乗り換え時間は4分となりました。
そのため、この駅でかなり遅れを取り戻すことが出来ました。
鳥栖駅を出発
16時49分に鳥栖駅に到着しましたが、乗り換え時間は4分しかないので急いぎましたw
乗る列車の反対側のホームには、特急白いかもめ26号が来ました。
885系電車は未だに乗ったことがないので、いつか乗ってみたいですね。
(追記)885系乗車の夢は、のちに実現しました。
一度だけ、特急白いかもめのグリーン車に乗車しました。
16時53分ごろ、鳥栖駅を出発しました(列車は817系電車でした)。
ここまでずっと北上してきましたが、ここからは西に進みます。
バルーンさが駅
鍋島駅と久保田駅の間にはバルーンさが駅があります(3駅ともに佐賀県佐賀市)。
バルーンさが駅は、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ開催期間のみ営業する臨時駅です。
肥前山口駅に到着・乗り換え
肥前山口駅に近づくと北側(進行方向に向かって右側)の山の方に謎の建物が見えてきます。
画像上部の白い建物が何か分かる方、教えてください。
17時40分ごろ、肥前山口駅(佐賀県杵島郡江北町)に到着しました。
ここで、佐世保線へ乗り換えです。
次は、早岐行きの普通列車に乗って武雄温泉駅を目指します。
列車は、またまた817系電車でした。
ちなみに、降りた電車は長崎駅まで向かうのですが、長崎方面の貴重な普通列車です。
この地域に限った話ではありませんが、都市部を除いて県境付近は列車の本数が少ないです。
今回の旅で長崎市に向かわず佐世保市に向かうことにしたのは、そのためです。
次の列車の発車時刻まで駅の外を散策しようと思ったのですが、時間が中途半端だったので辞めました。
17時58分ごろ、肥前山口駅を出発しました。
ようやく、本来の予定に戻りました。
武雄温泉駅に到着
18時17分ごろ、武雄温泉駅(佐賀県武雄市)に到着しました。
少し遅延していたようですねが、佐世保線は単線区間なので仕方ありません。
この駅では、九州新幹線長崎ルートのホームを作る工事をしていました。
結局、長崎新幹線は新鳥栖・武雄温泉間をどうするつもりなのでしょうね。
改札を出たあと、ロッカーにキャリーバッグを預けることにしました。
このとき、キャリーバッグから武雄温泉に持っていくタオルや着替えは取り出しました。
熊本駅のロッカーは交通系ICカードに対応していましたが、武雄温泉駅では普通のコインロッカーでした(SUGOCA利用可能エリア外だからでしょうね)。
ちなみに、この時100円玉が足りなくて、改札の駅員さんに両替をお願いしました。
駅名になっているように温泉で有名な佐賀県武雄市ですが、そのためか武雄温泉駅のきっぷうりば(みどりの窓口)の入り口には温泉ののれんのようなものがありました。
先ほどは高架ホームから新幹線ホームの工事の様子を見ましたが、1階ではこのような案内がなされていました。
JR九州は、長崎新幹線のことも「九州新幹線」と表記するようですね。
(追記)長崎新幹線という名称がよく使われていましたが、正式名称は「西九州新幹線」に決まりました。
ロッカーの近くには売店があったのですが、その入り口付近の野菜の値札は・・・。
みかん・・・w
おそらく元々はみかんも売っていたのでしょうけど、野菜の値札はないんですよね。
2つ目の目的地・武雄温泉
温泉でリフレッシュ
武雄温泉駅から歩いてしばらくすると、武雄温泉に到着しました。
武雄温泉と言っても様々な温泉があるのですが、今回は「元湯」に入りました。
滞在時間の考慮の難しさ
武雄温泉で、再び予定が狂ってしまいました。
武雄温泉での滞在時間をしっかりと考慮していませんでした。
3人で話し合った結果、約1時間後の20時21分発の普通列車に乗ることにしました。
せっかく温泉で疲れを癒やしたいのに、時間を気にしていては休まりませんからね。
詳細は、先ほどと同じくこちらの記事に書いています。
今回の計画の狂いで1番の問題は、この1時間の遅れは取り戻せないことです。
熊本での1時間の計画とのズレは、肥前山口駅を出発する段階で無くなりました。
しかし、武雄での1時間のズレはもう取り戻せません
早岐駅近くのホテルのチェックイン予定時間は20時としていたので、ホテルに21時になるという連絡をしました。
増えた時間で
次の列車までの時間が約1時間増えたので、その分滞在できる時間も増えました。
もちろんゆっくり浸かることも出来ましたし、上がったあともゆっくり出来ました。
やっぱり入浴上がりといえば牛乳ですよね(異論は認める)。
武雄温泉→早岐(途中下車)→佐世保
武雄温泉駅を出発
武雄温泉駅に戻ってきました。
武雄温泉で長く滞在する理由もないし、ゆとりを持って20分前に駅に来たのですが、どうやら遅延しているようです。
一番上のワンマンは肥前山口方面の列車で、同じように乗る予定の20時21分発の列車も遅れて到着するようです。
大して影響はないのですが。
20時26分ごろ、5分遅れで列車が到着しました。
415系1500番台でした。
4両なのですが、車内はガラガラでした。
なんだかんだ言って、この旅行で初めての車掌さんのいる(ワンマン運転ではない)列車でした。
だからといって、何かあるわけではありませんがw
天候悪化とホテルのチェックイン
21時3分ごろ、早岐駅(長崎県佐世保市)に到着しました。
ここでは、ホテルのチェックインのため途中下車しました。
早岐駅で途中下車しましたが、外に出ると雨が降っていました。
折り畳み傘は持ってきていたので問題なかったのですが、旅行中にはずっと晴れていてほしかったというのが本音です。
1日目は、早岐駅近くのホテルにチェックインしました。
元々は佐世保駅近くのホテルに泊まりたかったのですが、空いているのが高すぎるホテルしかありませんでした。
ただ、結果的に早岐駅周辺で良かったなと思っています。
今回は、早岐駅から徒歩2分のところにある「ファーストイン早岐」に泊まりました。
チェックインを済ませたあと、キャリーバッグ等のこれから不要な荷物を部屋に置き、夕食を食べるためにホテルを出ました。
青春18きっぷで特急に乗車
夕食を食べに佐世保駅を目指しました。
その際に乗ったのが、特急みどり25号佐世保行きです。

本来は、青春18きっぷで特急列車に乗ることは出来ません。
しかし、例外が存在します。
その1つが、早岐・佐世保間の特急列車なのです。

実は、みどり号には7年くらい前に乗車したことがあります。
その時は九州新幹線全線開通前で、まだハウステンボス号が旧塗装で、かもめ号とも連結していた頃でした。
かもめ・ハウステンボス・みどりの計13両で運行していた頃が懐かしいですね(自動放送が「かもめ○号、ハウステンボス○号、みどり○号、長崎・ハウステンボス・佐世保行き・・・」と長かったのもいい思い出)。
ただ、特急みどりに乗るのは約7年ぶりでも、783系はそうではありません。
何度か特急きりしまに使われる783系に乗ったことがあるからです(厳密には異なりますが)。
だから、車内の雰囲気を懐かしく思うことはありませんでした。
21時23分ごろ、早岐駅を出発しました。
ここまでずっと普通列車に乗ってきたので、特急車両の座席の座り心地は自由席ながら最高でした。
JR日本最西端の駅・佐世保駅に到着
21時32分ごろ、佐世保駅(長崎県佐世保市)に到着しました。

約10分の短い時間でしたが、今回の青春18きっぷの旅で乗った唯一の特急列車でした。
ちなみに、今回乗車した特急みどり25号ですが、特急ハウステンボスに使用される車両が佐世保駅まで連結された状態でした。

本来、特急ハウステンボスは早岐駅で特急みどりから切り離されて、佐世保駅とは逆方向のハウステンボス駅まで向かいます。
おそらく、既にハウステンボスが閉園している時間なのでハウステンボス号を運行する理由がなく、佐世保駅まで8両編成で来たのでしょう。
ちなみに、佐世保駅はJR日本最西端の駅です。
なので、改札の近くにそれを示すものがあります。

また、松浦鉄道が日本最西端の鉄道です。

佐世保→早岐
着くのが遅かった佐世保駅周辺
さて、駅の外に出ました。

本当の予定では、佐世保駅周辺で夕食を食べる予定でした。
ですが、着くのが遅かったですね。ほとんどのお店が閉まっていました。
もちろんこの時間帯にも空いているお店もあるのですが、旅行なのでやはりその地域で有名な食べ物を食べたいですからね。
やはり武雄温泉で計画が1時間ズレたのは大きかったです。
なので、仕方なく早岐駅に引き返すことにしました。

快速シーサイドライナーの車両ですが、ただの普通列車でした。
ちなみに、この列車を逃すと次の列車は1時間後なので急いで駅に戻りました。
21時50分ごろ、佐世保駅を出発しました。
遅めの夕食
22時6分ごろ、早岐駅に到着しました。
いろんなお店を探したのですが、最終的に早岐駅近くの「リンガーハット佐世保早岐駅前店」で夕食を食べました。
ここでは、長崎ちゃんぽんを食べました。

リンガーハットはチェーン店ですが、長崎ちゃんぽんを食べたので一応現地の食べ物を食べたってことで良いのではないでしょうか。
ホテルに到着・就寝
夕食を食べたあと、この日泊まる「ファーストイン早岐」に戻ってきました。青春18きっぷの旅1日目は、ここで終了です。

武雄温泉に行ったので、部屋ではシャワー等も浴びませんでした。歯を磨き、スマホやモバイルバッテリーの充電して、アラームをセットして寝ることにしました。
明日は4時半くらいに起きる予定なので、日付をまたぐ前には寝ました。
1日目の振り返り
始めは順調でした。スタートが違う僕たちでしたが、きちんと合流することが出来ました。
計画に狂いが生じたのは、熊本に着いてからでした。
このときは、何とか遅れを取り戻すことができました。
しかし、武雄温泉での狂いは最終的に取り戻すことが出来ませんでした。
そのことで、早岐・佐世保間が実質無駄な往復になってしまいました。
追加でお金はかかっていませんが、それなりの時間を失ってしまいました。
食事は、夕食が遅くなったもののしっかり取ることが出来たので問題なかったと思います。
列車では比較的座ることが出来たので、3人ともそこまで疲れはありませんでした。武雄温泉で癒やされたのもあるでしょう。
残念だったのは、雨が降ってきたことです。
5日間晴れていれば良いのと思っていたのですが、そんなに甘くはありませんでした。
今日の場合、観光にそこまで影響のない夜に降り始めたので良かったのですが。
最後に
以上が大学生3人での青春18きっぷ旅の初日の大まかな流れでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
