2020年(令和2年)10月18日、日本エアコミューター便で鹿児島県・奄美群島にある沖永良部空港にやってきました。
今回は、鹿児島空港への帰りです。
沖永良部空港のような離島にある小さな空港では主要空港では体験することの出来ない特殊な離陸となっているので、それについてまとめてみました。
目次
沖永良部空港(えらぶゆりの島空港)
半日滞在の沖永良部島
沖永良部空港(えらぶゆりの島空港)に戻ってきました。
沖永良部島にやってきた一番の目的は、知名町のマンホールカードをゲットすること。
これは一瞬で終わるのですぐに鹿児島空港に戻っても良かったのですが、もしものことを考えて少しゆとりをもたせていました。
沖永良部島に来たのは初めてだったので、レンタカーで少し島内をドライブしたり観光地を回ったりしていました。
せっかく初めての島なのだからゆっくり滞在するのもアリかなと思っていたのですが、こういうご時世なので最低限の滞在にしました。
小さな空港・沖永良部空港
沖永良部空港は、公民館のような雰囲気を感じます。
入り口を入っても空港という感じがしません。
JALホームページには各空港の情報が掲載されているのですが、沖永良部空港の地図はかなり小さいです。
この地図でどこまで伝わるかは分かりませんが、空港に入る(地図下の矢印の場所が空港出入り口)とすぐそこにチェックインカウンター(入って右手)と保安検査場(奥)があります。
写真で説明できたら良かったのですが、狭い空間に結構人がいたので写真を撮ることが出来ませんでした。
また、沖永良部空港を発着する飛行機の数はかなり少ないため、出発時刻の20分前くらいにならないと保安検査場が利用できません。
サクララウンジがあるわけではないですし、ショップやレストランは制限エリア外にあるので、そもそも早く保安検査場を通過するメリットがないと思います。
ちなみに、沖永良部空港を発着する便はすべて日本エアコミューター運航便なので、チェックインカウンターは日本エアコミューター(実質JAL)のみです。
沖永良部空港→鹿児島空港
今回搭乗したのは、14時50分発鹿児島空港行きのJAC3804便です。
鹿児島空港には、16時10分到着予定となっています。
現在では、JALなどとの共同引受による運航を開始したことで「JAL3804便」となっています。
ですが、現在でも日本エアコミューターの機材と乗務員での運航であるため、変更点はほぼないと思います。
1階にある搭乗ゲート
保安検査を通過すると、すぐ搭乗ゲートです。
何十人が座ることのできる椅子とテレビがあるくらいです。
写真でわかるように、搭乗口が1階にあります。
搭乗ゲートが滑走路と同じ高さというのは、新鮮ですね。
それもそのはずで、主要空港はジェット機までボーディングブリッジで移動することが多いので、上の階に搭乗ゲートにあります。
大きな空港の地方路線だとジェット機でもバス移動+タラップはありますが、それでも搭乗ゲート自体は上の階にあります。
搭乗自体は、主要空港とほぼ同じ流れです。
ただ、他の空港と同じものを使っているからか機内の混雑を避けるための案内が「後方列のお客さま」と書かれていますが、使用機材のドアは機体公報にある関係上、前方座席の乗客からの搭乗でした。
このときは、前6列までの乗客が先に搭乗することとなりました。
搭乗ゲートを通った後、歩いて搭乗するターボプロップ機(プロペラ機)に向かいます。
使用機材は、行きと同じATR42-600です。
こうして見ると、プロペラが胴体の高さと同じくらい大きいなと感じるものです。
今回座った座席は、「10D」です。
右側の窓側の席で、機体の翼よりも後ろです。
滑走路内でUターンして沖永良部空港を離陸
主要空港は平行誘導路で滑走路の端の方まで移動して滑走路の端(滑走路の長さが必要な長さよりも十分に長いときは途中からの場合も)から離陸しますが、沖永良部空港は違います。
沖永良部空港にはそもそも平行誘導路がなく、滑走路と駐機場を結ぶ取付誘導路があるだけで、その取付誘導路が接続しているのは、滑走路のほぼ真ん中です。
ですが、滑走路の真ん中からでは離陸に必要な距離が足りません。
では、どうするのか。
答えは、「滑走路の端まで移動して、そこでUターン(転回)して滑走路全体を使う」です。
今回はRWY04からの離陸(滑走路南側から北方向への離陸)でしたが、まず滑走路の南端まで移動して、そこでUターン(転回)します。
そう、滑走路でUターンするのです。
あとは、そこから加速して離陸するという流れです。
その他
サービス内容や機内の様子は、行きの記事のご参照ください。
帰りは雲が多くて、南西諸島の島々を見ることは出来ませんでした。
鹿児島空港に着陸
鹿児島空港に着陸しました。
国内線ターミナルビルまでは、行きと同様にバスでの移動です。
すぐ着きますが、11番搭乗口と違い道路を挟むので安全のためにバスを使用しているのでしょう。
最後に
今回は、沖永良部空港から離陸について触れてみました。
普段できないような経験をすることができて、良かったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。