JALにおいて、何段階かあるステイタスの1つ「JMBクリスタル」。
JMBクリスタルは他のステイタスと比べると少し中途半端で、その中に他のステイタス会員は利用できるラウンジにタダで使用できないという点が挙げられます。
しかしながら、ステイタス達成時に羽田空港のラウンジクーポンがプレゼントされるのです。
今回は、そんなJMBクリスタルのラウンジクーポンと実際に使用した様子をまとめました。
JMBクリスタル会員と羽田空港ラウンジクーポン
JMBクリスタルとは
JALには全部で4種類のステイタスがあり、上からJMBダイヤモンド、JGCプレミア(JGC会員限定)、JMBサファイア、JMBクリスタルとなっています。
- JMB = JAL Mileage Bank(JALマイレージバンク)
- JGC = JAL Global Club(JALグローバルクラブ)
この中で一番最初に到達するステイタスが、JMBクリスタルです。
JMBクリスタルとそのサービス・特典は、こちらの記事にまとめています。
JMBクリスタル会員とラウンジの利用条件
さて、JAL国内線のラウンジはダイヤモンド・プレミアラウンジとサクララウンジがありますが、そのうちサクララウンジはJMBサファイア会員の上級会員やJALグローバルクラブ(JGC)会員、国内線ファーストクラス利用者などしか利用することができません。
JMBクリスタル会員は、ステイタス会員ではあるものの通常利用することができません。
一応、JMBクリスタル会員はラウンジクーポンをJALマイルと交換することでダイヤモンド・プレミアラウンジ以外の国内線ラウンジを利用できます。
事前申し込みなら5枚で5000マイル、搭乗日当日の空港なら1枚で1000マイルで交換することができます。
事前申込みでも空港でも1枚あたり1000マイルであることに変わりありませんが、ラウンジ利用のために1000マイル使うことに抵抗がある人も少なくないことでしょう。
ラウンジ利用のためにマイルを使うくらいなら特典航空券のためにマイルを貯めるという人は多いと思いますし、僕もその1人です。
羽田空港ラウンジクーポンとその利用方法
そんな中、JMBクリスタル会員に対しては「羽田空港」の「国内線サクララウンジ」のクーポンが6回分プレゼントされます。

これを使用することで、通常はJALマイルを消費使用しなければ利用できない国内線のサクララウンジを(羽田空港限定ではあるものの)利用することができます。
ちなみに、JMBクリスタル会員に配られるラウンジクーポンは羽田空港のみとなっていますが、この羽田空港の国内線サクララウンジのみ(事前予約が必要ながら)1人3000円払えば普通のJAL便利用者でも利用することができます。
このクーポンは世間一般で「クーポン券」などと呼ばれる紙などの別媒体ではなく、JALマイレージバンク(JMB)に記録される電子クーポンとなります。
使い方は後述しますが、普段搭乗するときと同じように空港に来ればいいだけで、何か持ってこなければならないというわけではないです。
ラウンジクーポンの残り回数は、JALマイレージバンクおよびJALカードのメインページのマイル数などが表示されている箇所の下の「ご利用いただけるラウンジ」から確認できます。

このラウンジクーポンの使い方は、JALホームページに記載されています。
ご利用方法
ラウンジ受付に設置しておりますリーダーに、お客さまがお持ちの搭乗媒体(搭乗券またはeチケットお客さま控の2次元バーコード、ICカード、ICケータイなど)をタッチしてください。
ラウンジを通る前に保安検査場を通過することになりますが、そこで使用した搭乗媒体を受付のリーダーでかざすだけです。
注意点としては、JALグループ便予約時にJMBお得意様番号を登録することくらいでしょうか。
この記事を読んでいる方であれば、毎回JMBお得意様番号を登録した上で予約しているはずだと思いますが、一応記載しておきます。
実際にラウンジクーポンを使ってみた
2020年(令和2年)11月24日、JMBクリスタル会員としてラウンジクーポンを使いました。

羽田空港に到着
6時38分ごろ、羽田空港第1ターミナル南ウイングの2階に到着しました。
預け荷物を預け、保安検査場に向かいました。

JMBサファイア以上の上級会員などは専用の保安検査場を利用できますが、JMBクリスタルは対象外なので、一般の方と同じように長い列に並びます。
羽田空港国内線JALサクララウンジへ
保安検査場を無事通過後、サクララウンジへ向かいます。
南ウイングであれば保安検査場BとCの間に、北ウイングであれば保安検査場EとFの間にJALのラウンジにつながる出入口があります。
今回は保安検査場Cで保安検査を受けたので、そこを出て左手に進んだところにありました。
さて、エスカレーターを上り、レセプション(ラウンジ受付)に着いたら、そこに設置されているリーダーに搭乗券(保安検査場で使用した搭乗媒体)をかざす必要があります。
搭乗券をかざすと、リーダーに矢印が表示されるので、その矢印が示している方へ進みます。
JALグループ国内線利用時、僕はJMB WAONカードを搭乗券として使うことが多く、このときもそうだったので、JMB WAONカードをかざしました。
すると、今回(南ウイング)はレセプション右側がサクララウンジなので、右矢印が表示されました。
もっとも、ダイヤモンド・プレミアラウンジを既に利用したことがあるので、この流れ自体は初めてではありませんでした。



サクララウンジは、初めてでしたけどね。
というわけで、中に入ります。

サクララウンジでは、ドリンクが飲み放題で、お菓子も食べることができます。

おにぎりやパンが提供されているダイヤモンド・プレミアラウンジには劣る点が多いですが、それでも十分だと思います。
コンセントなどもあるので、スマホを充電するも良し、PC作業するも良しといった感じです。

この日は人が多くてラウンジ内の様子を撮ることはしませんでしたが、今後長い間お世話になると思うので、そのときにでもゆっくり撮れればいいかなと思っています。
搭乗時刻が近づいてきたので、ラウンジをあとにしました。
来た道を戻っても良いのですが、羽田空港のサクララウンジは奥の方に出口専用の下りエスカレーターがあるため、こっちの方が便利だと思います。
その点は、同じ羽田空港にあるダイヤモンド・プレミアラウンジよりも便利かもしれません。
エスカレーターを降りた先は、だいたい9番搭乗口と10番搭乗口の間だったかと思います。
なので、10番搭乗口からの搭乗だった今回は、とても快適でした。
もちろん、待合所からは進入できない作りになっています。

ラウンジクーポン利用の反映
搭乗マイルやFLY ONポイントの反映はだいたい搭乗日の2日後ですが、ラウンジクーポンを利用した日の夜には反映されていました。

利用履歴のところの「詳細」をクリックすると、利用日などを確認することができます。

おまけ(ラウンジクーポン使用後)
このときの搭乗をもって、JMBサファイア会員(その後、JGC会員)になりました。



なので、残り5枚のクーポン券が実質無駄になった点は、少しもったいなかったなと感じています。
最後に
今回は、JMBクリスタル会員にプレゼントされる羽田空港国内線サクララウンジのラウンジクーポンについてでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。