以前紹介したように、JMBサファイア会員/JALグローバルクラブ(JGC)会員となったことでサクララウンジや優先搭乗などを利用できるようになりました。
このときは預け荷物がなくチェックインカウンターを利用する必要がなかった(タッチ&ゴーを利用した)ため、少しメリットを感じにくい状況でした。
今回は、預け荷物がある関係で前回よりも恩恵を受けやすかったので、改めてJAL上級会員のメリットについてまとめることにしました。
目次
前置き
JMBサファイアおよびJALグローバルクラブ(JGC)の詳細は、以下の記事にまとめています。
今回の搭乗便とJMBステイタスの状況
今回搭乗したのは、鹿児島発羽田行きのJAL642便です。
搭乗日は、2022年(令和4年)3月26日です。
今回、特典航空券を利用した初めての搭乗となります。
この特典航空券は、JALカードnavi(学生専用のクレジットカード)会員限定の1区間あたり3000マイルで交換できるキャンペーンを利用したものです。
僕は、JGC会員であると同時に学生カード会員でもありますからね。
それぞれのいいとこ取りできるのが良いですね。
今回が今年初搭乗、そしてJMBサファイア会員/JGC会員となってからは3回目の搭乗となります。
2021年(令和3年)は、全然搭乗できませんでしたからね。
しかも、前2回の搭乗がJALのグループ会社の便だったため、JAL便の搭乗は久しぶりです。
JGC会員なので半永久的にJMBサファイア会員であり続けることが出来るわけですが、ステイタス会員としてのJMBサファイアはこの3月で終了でした。
翌4月からは、JGCクリスタルです。
鹿児島空港→羽田空港
鹿児島空港
JGCカウンター
預け荷物があるため、チェックインカウンターを利用します。
JMBサファイア会員/JGC会員なので、JGCのロゴの入ったマットが置いてあるJGCカウンターを利用することができます。
3月下旬の土曜日とかなり空港が混雑するシーズンなので、普通のチェックインカウンターはかなり並んでいました。
それに対して、JGCカウンターは全然並んでいませんでした。
前に1人いたくらいで、すぐに自分の手続きを行うことが出来ました。
ちなみに、クラスJは満席でアップグレードは出来ない状況で、普通席は「○」でした。
元からアップグレードするつもりはありませんでしたが。
また、初めて特典航空券での搭乗でしたが、これまでの搭乗手続きとの違いは全くありませんでした。
専用保安検査場
一部の主要空港では、上級会員専用の保安検査場があります。
しかしながら、鹿児島空港にはそのような専用保安検査場はないため、普通に並んで保安検査を受けました。
まあ、ただの地方空港ですから仕方ないことです。
サクララウンジ
保安検査を通過し、次に向かうのは搭乗ゲート・・・ではなくサクララウンジです。
このブログを始める以前から利用してきた鹿児島空港ですが、ついにラウンジの扉の向こうへ行くことができます。
これまで羽田空港、福岡空港、那覇空港の3ヶ所のJALサクララウンジを利用したことがありますが、主要空港以外のサクララウンジは初めてでした。
大きな空港ではないので、やはりこじんまりとしていました。

ラウンジの受付の位置も含め、どことなく少し大きめの喫茶店のような感じがします。
なぜかは分からないですけど、僕はサクララウンジではよくコーラを飲んでいますw

優先搭乗
搭乗案内の時刻が近づいてきたので、サクララウンジをあとにしました。
今回は9番搭乗ゲートからの搭乗なので、ラウンジからの距離はそれほど遠くありませんでした。

この日の鹿児島空港の天気は、雨でした。

それもあり、奄美大島方面の便は欠航または条件付き運航となっていました。
さて、JMBサファイア会員/JGC会員の搭乗は「GROUP 2」となっています。

国内線においては、一番初めのお手伝いを希望される方の搭乗の次になります。
JMBサファイア会員/JGC会員よりも上のランクの上級会員(GROUP 1)と同時です。
僕が優先搭乗1番乗りでしたが、おそらく優先搭乗したのが自分含めて2人だけでした。

久々の搭乗と変化
今回の機材はボーイング737-800で、座席は主翼近くの左側の座席(26A)でした。

前の座席下には、USB電源がありました。

以前このブログで紹介した日本トランスオーシャン航空(JTA)のように、普通席でのUSB電源導入が進んでいるのでしょうか。

今回久々の搭乗だったわけですが、その間に機内オーディオプログラムの提供が終了しています。
これまでは搭乗時の貸し出しイヤホンもしくは持参のイヤホンを座席横のイヤホンジャックに差し込み、肘掛け部の操作パネルを使用してオーディオプログラムを聴くことが出来ました。

これで落語「JAL名人会」をよく聴いていたのですが、前年の2021年3月末で終了となりました。
今では落語等を全く聴けなくなったかというとそういうわけではなく、機内Wi-Fiサービスを利用して自分の持つスマートフォン等を介して聴くことが出来ます。
ただ、機内オーディオプログラムならではの利点があったので、それが使えなくなってしまったのは残念です。
それは、機内アナウンス時です。
オーディオプログラム利用時に機内アナウンスがあると、接続したイヤホン等からアナウンスを聴くことが出来ました。
機内Wi-Fiサービスだと自分の端末にイヤホン等を接続しているので、アナウンスしていることに気づきにくいんですよね。
鹿児島空港離陸
この便は、エールフランス航空とキャセイパシフィック航空とハワイアン航空、そしてもう一つの航空会社(聞き逃しました)の共同運航便でした。
ハワイアン航空はワンワールドなどの航空連合未加盟ですが、JALと業務提携を行っています。
エールフランス航空はスカイチーム、JALはワンワールドと異なる航空連合に加盟している両航空会社ですが、個別の提携によってマイルの相互利用等が可能となっています。
さて、9時11分ごろにバックを開始したJAL642便でしたが、9時23分ごろから誘導路で停止していました。

1つ前にはJ-AIR機もいたのですが、地方空港にしては長く待ちましたね。
3分後にANA機が着陸、その後動き出しました。
9時32分ごろ、鹿児島空港RWY34を離陸(北方向へ離陸)しました。
ローリング・テイクオフ(滑走路上で止まらない離陸)でした。
機内にて
先ほど触れた機内のエンターテインメント関係ですが、機内Wi-Fiが使えるようにならないとオーディオプログラムも聴けないのは不便ですね。
機内に乗り込んですぐに聴いていた僕にとっては、ちょっと残念に感じます。
鹿児島空港周辺は雨でしたが、離陸時の揺れはそれほどなかったです。
全国的に天気があまり良くなかったこの日の上空は、一面雲が広がっていました。

10時前に始まったドリンクサービスでは「ももとぶどう」を選んだのですが、めちゃくちゃ美味しかったです。

羽田空港着陸
10時19分にはシートベルト着用サインが点灯しました。
着陸まで揺れる予想とのことでした。
今回左側の座席を指定できたのですが、一面雲に覆われていた関係で富士山を確認することが出来ませんでした。
そういえば、大学生の間に富士山に登ってみたいとか思っていたんですけど、結局叶いませんでしたねw
さて、羽田空港が近づいてきたのですが、よく見る風景と違うことに気づきました。
たまにあるA滑走路以外での着陸のようです。
一応、機内から東京ディズニーリゾートを確認することが出来ました。

C滑走路付近を通過して、10時58分ごろに羽田空港のB滑走路(RWY22)に着陸しました。

B滑走路への着陸は、約2年ぶりですね。

あのときは右側の座席から東京ディズニーリゾートが見えたので、今回はそれよりも大回りしていたと言えます。
11時5分ごろ、北ウィング24番ゲートに到着しました。

機長から、悪天候回避のための混雑による遅延に対する謝罪がありました。

コロナ対策で降機はCAさんからの指示があってからということになっていますが、今回はクラスJ→25番まで→26番以降の順でした。
座っていた座席は26Aだったので、ギリギリ最後の案内でしたw
11時10分ごろ、飛行機を降りました。
羽田空港到着後
さて、空港到着後も上級会員としての恩恵を受けることが出来るのは降機までではありません。
預け荷物の受け取りでも恩恵を受けることが出来るのです。
チェックイン時、預け荷物には以下の写真のようなタグが付けられました。

白いタグ(バゲージクレームタグ)は全乗客共通のものですが、それに「PRIORITY」(=優先)と書かれたタグも一緒に取り付けられました。
このタグによって、飛行機から降ろされた預け荷物の中で優先して手荷物受取所へ送ってもらうことが出来るのです。
11時18分ごろに預け荷物の受け取りが始まったのですが、8番目に受け取ることが出来ました。
ちなみに、優先して受け取ることが出来ると記載しましたが、ファーストクラス利用者やJMBダイヤモンド会員・JGCプレミア会員など「FIRST」のタグが付けられる会員の方が先に受け取ることができます。
JMBサファイア会員やJGC会員などは、その次となります。
積算マイル・FLY ON ポイント
今回は特典航空券での搭乗だったため、マイルやFLY ON ポイントの付与はありませんでした。

上級会員のメリットの(再)考察
JMBサファイア会員/JGC会員として初めて搭乗したときに一度感想を述べていますが、そのときよりも恩恵を受ける状況が多かったので改めてメリットについて考えます。
まず始めの専用のチェックインカウンターですが、なかなか便利でした。
待ち時間を短縮できてスムーズですし、よりラウンジでゆっくりできますからね。
今回の出発空港だった鹿児島空港に専用保安検査場はありませんでしたが、そもそも日本国内で専用保安検査場ある空港はかなり少ないので、あったら良いな程度に考えています。
ラウンジは、前回の考察同様快適でした。
ドリンクバーがあったり軽食があったりコンセントが用意されていたりと快適な点はいろいろありますが、今回改めて感じたことは静かで過ごしやすいことでしょうか。
搭乗ゲート前のガヤガヤ感が嫌というわけではないのですが、何か作業をする上で(全く静かというわけではありませんが)ラウンジの雰囲気というのは良いなと感じました。
土日や長期休暇の時期は、特に重宝しそうです。
1つ残念な点を挙げるとしたら、せっかく飲み放題なら高いものを飲みたいと(貧乏性的に)思うのですが、ビールのようなアルコール類を飲むであろう搭乗が限られてて損した気分になる点ですかねw
今回のような朝の搭乗だと飲もうとは思えないです(笑)し、空港到着後に車を運転する予定があって飲めなかったパターンも数回ありましたからね。
そもそも僕自身があまりアルコール類を嗜まないというのもあるので、夜の搭乗だろうと関係なさそうですが。
そして、預かり荷物の受け取りがスムーズになったのも非常に良かったです。
先ほど書いたチェックイン時のスムーズさと合わせて待ち時間が減るのはもちろんのこと、確実に最初の方に流れてくることから自分の荷物を探す手間や間違える可能性を減らせるというのは些細な点ではあるものの嬉しい点ですね。
少し前に、自分の荷物を間違えて持っていかれそうになったことがあるので・・・w
ちなみに、本来はJGC会員向けの初回搭乗ボーナスマイルが付与されFOPにもボーナスが付くのですが、今回は特典航空券での搭乗だったため、これらボーナスの対象外でした。
(追記)優先搭乗によるメリットは、この搭乗の1〜2ヶ月後(5月上旬)の搭乗時に感じたので後日書き足します。
2022年の初回搭乗ボーナスマイルの対象となったのは、その5月の搭乗(往路)でした。
最後に
今回は、JMBサファイア会員/JGC会員の搭乗時のメリットについて改めてまとめました。
個人的な話をすると、今回の搭乗日の翌週にJMBステイタスがJGCクリスタルに、そして大学院生になった(JALカードnavi会員も継続した)のですが、今後のインターンシップや就活の際にうまく活用していきたいと考えているところです。
それ以外の目的であっても、活躍してくれること間違いないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。