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【JAL/新型コロナウイルス】特別調整のFLY ONポイントの計算が合わない件

新型コロナ特別調整FOPサムネ

新型コロナウイルスの感染拡大に合わせて、各航空会社では様々な対応をしています。

JAL(日本航空/Japan Airlines)では、2020年(令和2年)2月から同年7月に搭乗した際のFLY ON ポイント(以下、FOP)を2倍にすると発表していました。

先日、僕が2月と3月に搭乗した分のFOPが2倍になりました。
ですが、何かがおかしいのです。

内容は記事を書いた段階での情報ですので、最新情報は各自でお願いします。

目次

JALが説明しているFOPの取り扱い

JAL公式ホームページには、以下のように記載されています。

新型コロナウイルス拡大の影響で、ご搭乗機会が減っているお客さまに対し、今後もFLY ON プログラムを継続的にお楽しみいただけるよう、2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)までのJALおよびJALグループ運航便のご搭乗で獲得されたFLY ON ポイントを通常の2倍として積算いたします。

引用:FLY ON ポイントの取り扱いについて

また、注意点として以下のことが書かれています。

  • JALカード会員限定初回搭乗、搭乗ボーナスなどキャンペーンによるFLY ON ポイントは2倍での積算の対象外となります。
  • 2月1日(土)から3月31日(火)ご搭乗分までのフライトマイル事後登録分については、4月15日(水)までにマイル積算された場合に限り、2倍の対象といたします。

引用:FLY ON ポイントの取り扱いについて

JALカード会員限定で初回搭乗時に積算されるポイント(2020年の場合は5000ポイント)や一部の運賃での搭乗の際に積算される「搭乗ボーナス FLY ON ポイント」は、2倍での積算の対象外とのこと。

JALホームページにて、図を使って解説されています。

このことをよく覚えておいてください。

2020年1月〜3月の搭乗記録と本来のFOP

僕は、2020年1月から3月の間に8回JALグループ運航便に登場しています。

その搭乗記録とそれによって反映されたFOPは、以下の表のとおりです。

搭乗日行き先運賃種別座席クラス積算FOP(内ボーナスFOP)
1/12鹿児島→福岡特便割引普通席588(400)
1/13福岡→鹿児島特便割引普通席588(400)
1/31JALカード初回搭乗FOP5000(5000)
2/15鹿児島→伊丹特便割引クラスJ960(400)
2/16伊丹→鹿児島特便割引クラスJ960(400)
2/23鹿児島→羽田特便割引クラスJ1422(400)
2/24羽田→鹿児島特便割引クラスJ1422(400)
3/09鹿児島→福岡特便割引普通席588(400)
3/10福岡→鹿児島特便割引普通席588(400)
2020年1月〜3月の合計FOP12116(8200)

ボーナスの8200ポイントのうち、2月以降の搭乗で溜まったボーナスFOPは2400ポイントです。

新型コロナ特別調整FOPの反映

計算上のFOP

前述のとおり、JAL公式ホームページには2月以降のボーナスFOPを除いた積算FOPが2倍の対象になると記載されています。

僕の場合、3540ポイントが対象になります。
このポイントが2倍になるので、計算上は3540ポイントが加算され

12116 + 3540 = 15656 ポイント

反映後は15656ポイントになるはず・・・でした。

実際に反映されたFOP

しかし、実際には18056ポイントとなっていました。新型コロナ特別調整反映後のFOP

上で計算した15656ポイントとの差は

18056 – 15656 = 2400 ポイント

そう、2月以降の搭乗(6回分)のボーナスFOPまで2倍の対象として加算されているのです。

実際、マイル実績明細を見ると、5940ポイントが加算されています。

新型コロナ特別調整分のFOP

これは、2月以降の搭乗で溜まったすべてのFOPが2倍の対象として計算されている証拠です。

960 × 2 + 1422 × 2 + 588 × 2 = 5940 ポイント

余談

オーストラリア旅行キャンセルとFOP

以前記事にしたように、3月上旬に予定していたオーストラリアへの渡航はキャンセルしました。

海外渡航キャンセルサムネ
【JAL/新型コロナウイルス】海外渡航をキャンセルするとキャンセル料とマイルどうなるの? 羽田空港のターミナル名称変更前に書いた記事のため、名称が現在と異なります。 (旧)国際線ターミナル→(新)第3ターミナル ...

往復ともにエコノミークラスで予約していたのですが、「鹿児島↔東京(羽田・成田)↔シドニー」の合計FOPは

( 4048 + 1602 ) × 2 = 11300 ポイント

更に、これに2倍になると合計FOPが約4万ポイントになるので、余裕でクリスタル会員になっていましたし、サファイア会員まであと1歩ということになっていました。

まあ、僕はJGC修行しているわけではないので、サファイア会員になれたら良いなくらいにしか考えておらず、そこまで気にしてはいません。
そもそも仮に僕がJGC修行していたら、2月だけでもかなりの回数搭乗して、このFOP2倍措置でサファイアに届いているはずです。

それよりも、今これだけ海外旅行から帰ってきて感染が確認された人が叩かれているのを見ていると、本当に行かなくてよかったなと改めて感じるものです。

何より、行ってもいろいろ気にしないといけなくて楽しめなかったと思います。

今回の特別調整に対する不満(追記あり)

今回のFOP2倍措置は、以下のことが理由として記載されています。

新型コロナウイルス拡大の影響で、ご搭乗機会が減っているお客さまに対し、今後もFLY ON プログラムを継続的にお楽しみいただけるよう、2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)までのJALおよびJALグループ運航便のご搭乗で獲得されたFLY ON ポイントを通常の2倍として積算いたします。

引用:FLY ON ポイントの取り扱いについて

しかし、この対応はどうなのかなと思っています。
なぜなら、FOP2倍をチャンスと考えるJGC修行僧が現れるからです。

やるなら3月までを対象にすればいいのに、なぜ4月以降も対象にしたのか

搭乗機会が減っている客に対する対応のはずなのに、一部の人達の不要不急の搭乗を増やす結果になってしまっては意味がないのではないかと僕は考えています。

同様に、ANA(全日空/All Nippon Airways)も2020年1月から6月までのプレミアムポイント(以下、PP)を2倍にする対応を取っているため、SFC修行僧の中にもこれをチャンスと考えている人がいるはずです。
実際、那覇空港での取材を受けた人の中にそのような人がいたようです。

JALのFOPにしろ、ANAのPPにしろ、少し疑問が残る形となりました。

(追記)やはりJALから中止の発表がありましたね。

新型コロナウイルス拡大に伴い実施しておりますFLY ON ポイント2倍の特別対応につきましては、政府からの緊急事態宣言の延長を受けて、不要不急のご搭乗を控えていただく観点から、2020年5月10日(日)までにご予約された便をもちまして特別対応を中止させていただきます。

なお、2020年5月10日(日)までにご予約された便につきましては、2020年7月31日(金)までのJALおよびJALグループ運航便のご搭乗で獲得されたFLY ON ポイントを通常の2倍として積算させていただきます。

FLY ON ポイント2倍の特別対応の中止について

ちなみに、今でもFLY ONポイントは変化していないので、ボーナスポイント込みで2倍にするのがデフォルト、もしくはJAL側が気づいていないのかもしれませんね。

多く貰えて困ることはないので、別にいいのですが。

最後に

今回は、新型コロナウイルス感染拡大に伴うFOPの取り扱いに関する疑問点でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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