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北九州市に来たら是非乗りたい!門司港レトロ観光トロッコ列車「潮風号」で楽しむ門司港レトロ

潮風号のディーゼル機関車
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福岡県の2つある政令指定都市のうちの1つ、北九州市。
意外かもしれませんが、北九州市は福岡市よりも先の九州初の政令指定都市なんです。

そんな北九州市を構成する7つの行政区の1つ、門司区には「門司港レトロ」と呼ばれる観光スポットがあります。
JR門司港駅周辺は、大正時代の雰囲気を感じさせる建物やスポットがたくさんあります。
この雰囲気を味わうことのできる観光列車が、今回紹介する「門司港レトロ観光トロッコ列車」です。

今回は、門司港レトロを走っている観光列車に乗った話です。

門司港レトロ観光トロッコ列車とは

本編に入る前にまずは軽く解説。

概要

福岡県北九州市門司港レトロ地区の九州鉄道記念館駅と和布刈(めかり)地区の関門海峡めかり駅を結ぶ、約2.1kmの門司港レトロ観光線(愛称:北九州銀行レトロライン)を走る観光列車です。
「日本一ゆっくりなトロッコ列車」として有名です。
後述しますが、本当にゆっくりです。

この路線は2005年(平成17年)に休止された臨港線(貨物線)を活用したもので、2009年(平成21年)4月26日(日)から運行されています。

列車名は、公募で「潮風号」と名付けられました。

運行期間・運行本数

毎年3月中旬から11月下旬の土曜・休日と春・夏休み期間で、年間約130日運行しています。

1日あたり11往復22本運行されています。
九州鉄道記念館駅発の列車と関門海峡めかり駅発の列車があり、それぞれ20分間隔で発車しています。

運行期間や運行本数の詳細は、公式サイトをご参照ください。

当日の運行状況

今年2019年は3月9日から運行が始まりました。
訪れたのが3月10日だったので、ちょうど運行が始まった翌日でした。
そして、この日は日曜日なので運行されています。

早速JR門司港駅のすぐ南側にある九州鉄道記念館駅に向かいました。
既にかなりの列になっていました。

きっぷ購入

これから門司港レトロ観光トロッコ列車に乗ります。
ただ、このままでは乗車できません。

この観光列車用のきっぷを購入する必要があります。
駅で買うことが出来ます。
特に理由がなければ、自由席で問題ないでしょう。
通常の運賃は、大人が片道300円です。

改札前の普通乗車券通常のきっぷに加えて、子ども用のきっぷや各特殊割引(身体障がい者向けなど)、おトクなきっぷもあります。

列に並んでいると、改札(?)がありました。
観光列車の駅員(?)が列にやってくるので、心配しなくても大丈夫です。
JR線の有人改札のようにスタンプを押されました。

改札後の普通乗車券スタンプには「潮風号」の文字と乗車日が書かれています

観光列車に乗車

乗る列車は、10時に九州鉄道記念館駅発の関門海峡めかり駅行きの列車です。
この日最初の列車となります。

先に指定席の乗客から列車に案内されました。
その案内が終わると、自由席の乗客への案内が開始されました。

ホームには列車が止まっていました。
客車が2両あり、その客車を挟む形で2つの小型のディーゼル機関車が連結していました。

潮風号のディーゼル機関車写真の奥側が進行方向です

奥の客車が指定席で、手前の客車が自由席でした。
なので、今回は手前の客車に座りました。
自由席は、乗った人から順に座っていきます。
今回、僕たち3人は進行方向に向かって右側に座りました。

中は、天井が大正時代を感じさせるような絵となっていました。
やはり門司といえば、このレトロな感じですよね。

潮風号の天井その1
潮風号の天井その2レトロな絵が印象的です

それにしても、雨のせいか車内の湿気が凄かったです。
テーブルはともかく、椅子まで濡れていました。
更に、窓も外の景色がまともに見えないほどでした。
こればかりは仕方ないことですが、残念でした。

九州鉄道記念館駅を出発

10時00分ごろ、九州鉄道記念館駅を出発しました。

約10分間の観光列車での旅のスタートです。
駅員の方々が手を振って見送りをしていました。

観光列車にて

「日本一ゆっくりなトロッコ列車」というだけあってかなりゆっくりですが、門司港付近の景色をじっくりと眺めることができました。
観光列車ですからもちろん乗務員によるまちの案内がありました。

案内に合わせて外の景色を見るのが普通ですが、この日はあいにくの雨。
景色は良いとは言えませんでした。
本来であれば、「ブルーウィングもじ」や「関門橋」が車窓から見えるのですが、この日はあまり良く見えませんでした。

潮風号の車窓から見たブルーウィングもじ
潮風号の車窓から見た関門橋見えただけマシなのかもしれません

列車は途中のいくつかの駅にも止まりました。

この列車に乗っていて最も「おっ!」となったのは、めかり公園の下をくぐるトンネルでの演出でした。
トンネルに入って少し経つと、天井がライトアップされました。

潮風号の天井のライトアップその1
潮風号の天井のライトアップその2皆さんはここに描かれている魚の名前をどれくらい知っていますか?

天井の絵は、実際の釣った魚の魚拓で描かれたものなのだそうです。
とても綺麗で、乗っている人の多くが思わず「おおっ!」と感嘆の声をあげました。

ちなみに今回乗った2号車は魚でしたが、1号車は違うようです。
往復で別の号車に乗ると、2倍楽しめることでしょう。

関門海峡めかり駅に到着

10時11分ごろ、関門海峡めかり駅に到着しました。
この駅は、九州最北端の駅です。

九州最北端の駅を示す駅名標 駅舎外の駅名標

近くには、客車を用いた無料休憩所がありました。

客車製無料休憩所

「潮風号」のオススメの乗り方

今回実際に潮風号に乗車して感じた、オススメの乗り方を紹介します。

まず、出来れば晴れた日での乗車が望ましいです。
観光列車なので、車窓からの風景がよく見えたほうが良いです。
今回の僕たちのように雨の日に乗ると、魅力が半減してしまいます。
ただ、天気は当日にならなければ分からないので、乗る予定の日が晴れることを願いましょう。

そして、席は海側がオススメです。
海側というのは九州鉄道記念館駅発の列車なら進行方向に向かって左側、関門海峡めかり駅初の列車なら進行方向に向かって右側となります。
この観光列車から見ることの出来る名所は、海側に集中しています。
ですので、海側に座ることをオススメします。
今回の僕たちのように反対側に座ると、名所を見たり写真を撮ったりすることがしにくくなります。
ただ、前述のように自由席の場合、先に乗った人から順に座る形になるので、確実に海側に座ることの出来る保証はありません。

最後に

今回は、福岡県北九州市を走る観光列車「潮風号」に乗りました。
あいにくの天気で景色は良くありませんでしたが、乗ることが出来て良かったです。
おそらく初めて観光列車に乗ったのですが、楽しかったです。
特に、トンネル内での演出はとても良かったです。

潮風号に関して、公式サイトがございます。
こちらには運行期間や運行本数、おトクなきっぷなど様々な情報が掲載されています。

更に、列車を運行させている平成筑豊鉄道の公式動画がございます。
こちらも確認してみてはいかがでしょうか。

北九州市を訪れた際には、運行期間に注意した上で是非ご乗車になってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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